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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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けっきょく オウェングス は 

この ほし に まる みっか に わたる 

たいざい を して いました。




【みこ】 の サタラン に あんない され 

この クニ の しゅよう な

とし や しせつ を めぐり、

じゅうよう な ポジション に ある ひとびと と

めんかい する きかい に めぐまれ ました。




サタラン は とても わかい ながら 

「かなり の くらい の たかい」

【みこ】なのだ、と いう こと も わかり ました。






          ★






オウェングス が じぶんの ほし へ もどる ぜんじつ。


サタラン の いえ に まねかれ ました。





ひとり ぐらし の かのじょ の いえ は


じゅうぶん すぎる ほど に 

りっぱ で ひろい もの でした。
 


いくつ も へや が あり、

にっちゅう かのじょ が いない あいだ に

みならい の 【みこ】 である じじょ の なんにん が

かじ や そうじ を すませて おいて くれる と いい ます。





ながい ろうか を あるき ながら

サタラン は つたえて きました。


~ じじょ たち は

  こんばん、 じたく へ かえし ました。





オウェングス を よくしつ の まえ に 

あんない する と。

 

~ ゆっくり あせ を ながして、

  つかれ を とって ください ね。

と すすめて くれました。




ゆげ の おく には

たっぷり の ゆ が はられた ふろ・・・



オウェングス の ほし では 

なかなか できない ぜいたく です。




~ すばらしく ゆたか な ほし なんだ なあ・・


そう ひたすら かんどう して いました。



~ こじん の いえ で、

  この ふろ とは、・・ねぇ・・・





         ★






ふろ から あがって リビング へ もどると。



なれた ようす で りょうり を する サタラン が いました。




てづくり の しょくじ を ふたり で かこんで、 

いくら きいても きょうみ ぶかく おもしろい

この ほし の くらし に はなし が はずみ ました。




~ かならず また、 きて ください。オウェングス。



サタラン は そう つたえて きました。



おいしい しょくじ に まんぞく しながら 



「もちろん・・・ いじゅう の けいかく の せいこう に

 きみ にも きょうりょく を 

 この さき も ぜひ おねがい するよ。


 りょうり、とても おいしかった。 ほんとう に ありがとう。」





オウェングス は 


「また、あす かえる まえ に ごあいさつ に うかがい ます ね」




いままで たいざい させて もらって いた 

【しんでん の しゅくしゃ】 へ もどる、と せき を たち ました。




サタラン は あきらか に 

さみしそう な ひょうじょう を うかべる と

たちあがった オウェングス の うで を そっと とり。




~ きゃくま は たくさん あります から・・。

  どうぞ、すき な へや に とまって いって ください。



うつむき ながら 

ためらい がち な しねん が おくられて きました。




オウェングス は それ が どういう いみ なのか を

りかい できる ほど の、けいけん も なく、

まだまだ、かれ は おとな ・・・では ありません でした。



「どう したん です か? ・・・サタラン?」



あたま ひとつぶん こがら な サタラン の

うつむく かお を くび を かしげ のぞみ こむ オウェングス。



みえた の は 

しろい ほほ を つたう なみだ。



はり が ささった ような いたみ が 

かれ の むね に するどく はしり ました。



あおい ひとみ が オウェングス を みつめます。




うるんだ ひとみ は ほし の よう で・・・。


じょせい を はじめて 「うつくしい」 と かんじ ました。


はかなげな よこがお に ときめき を おぼえ ました。



~ とまって いって ください・・・


かのじょ は なんど も そう つたえて きます。




「・・・わかったよ。 かえらない から。

 おねがい だから、 なかない で。 サタラン?」



さめざめ と なみだ する サタラン を なだめ。



すこし おちついた かのじょ に

きゃくま に あんない されると、

オウェングス は しんぐ に きがえて

しんだい に よこ に なりました。




たかい まど から つきあかり が さしこみます。


そこ に ふるさと の あかい ほし が うかんで います。




「さすが に しんぱい してる だろう な・・・ みんな・・・」

きえた じぶん を さがして いる で あろう

ムラの さわぎ を おもいながら・・・




「・・・ こっぴどく しかられる だろうな・・・」


おおきく のび を しながら あくび。




あす は、「ジャンプ」も できる はずだ。



くること が できた ならば。



「ぜったい、かえる ことだって できる。」



そんな こと を かんがえ て いる うちに。




まぶた が おもく なって きました





   ★ ★ ★








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サタラン が つれて きた どうきょう の いみん・・・



それは オェングス の ひとまわり うえ の

おとな の だんせい でした。




「・・・ひさしぶり に どうきょう の もの に あえた!」 



かれは なみだ を うかべて 

しょたいめん ながら なつかしげ に オウェングス を

だきしめました。




「・・・こんな に まだ、 

 しょうねん って いえる ほど わかい の に・・・

 きみ は 【リーダー】 なのか!?・・・ 

 すごい じゃあ ないか」




ネックレス を みつめる と 

かるく えしゃく を する、だんせい。



オウェングス に けいい を はらって くれました。




「ぼく は ・・・

【よそ の ほし へ の ジャンプ と いう タブー】 

 を みず から おかし ました。



 でも、 いきて ここ に くること が できて・・・

 こちら の 【サタラン】 に たすけて いただき ました。



 ただ の むてっぽう です・・・


 いまごろ、みんな どれほど しんぱい を してるか・・」



オウェングス は にがわらい を うかべ ました。





「あなた は どうして ここへ?」



だんせい は とうじ 

けんちく を やくわり と した ムラ に くらし

いえ を たてる ざいりょう を もとめて

もくざい を きりだし て いた とき に。



じげん が ふあんてい に なり


とっさ に にげよう と ひぶっしつか して

「ジャンプ」 を したら・・・



ここ へ きて しまった、 と いう の でした。






「かえり の 【ジャンプ】 を した ところ で

 ぶじ に もどれる じしん が なくてね・・・



 そうこう して くらす なか で

 いま の つま に であって、けっこん した。



 ことば は まだ うまく はなせ ない けれど

 かのじょ が しねん を よみとって くれる から


 コミュニケーション に こまる こと は まず ないよ。



 いちばん おどろいた のは・・・


 こども の つくりかた の ちがい、 だね。



 ・・・きみ は クニ に おくさん は いるの かい?」





オウェングス は かた を すくめて 

つま も こども も いない、 と こたえ ました。




「そうか、クニ では にくたい を ひつよう と しない

 こども の つくりかた を する・・・、


 それ は しって いる よね?」





 オウェングス は うなずき ます。




「ここ では 【にくたい】 が そのとき に ひつよう なんだ。


 にくたい の ひぶっしつか が できない んだ。


 この わくせい の ひとびと は、 ・・・ね。


 かわり に

 おたがい の にくたい を、

 その さいぶ に いたる まで 

 こころ から いとおしみ あう んだよ。


 しあわせ で こうふく に みちた 

 やすらぎ に つつまれる かんどう を おぼえる よ。



 そして つま の からだ の なか に 

 めばえる いのち の しんぴ・・・



 にくたい の すばらしさ を まなんだ。。。




 ・・・きみ にも その チャンス が あると いい ね。 


 けいけん する と いい。 かちかん が かわる。」

 



~ ぼく は それ には あまり きょうみ は ない・・・



オウェングス は そう いい かけ て。




「・・・そうですか。」 と えがお を つくりました。




だんせい の はなし に よれば


ほぼ、ぶんか てき な めん で の

さ は ない の だが、

かぞく の たんい で いえ を もって

くらす と いう こと が 、

さいだい の ちがい だろう と いう こと。




そして、 こども は にねん も すれば

すっかり こころ も からだ も おとな に なり 

ひとりだち して いく と いう。




「じゅんけつ の この ほし の こども たち より

 かくだん に はやく そだつ うえ に とても じょうぶ」



だんせい は それ が ほこらしい と かたり ました。





          ★




「もしも、ぼくたち しゅぞく が こちら に いじゅう したら。。。


 こまる もんだい は とくべつ みあたら ない、 

 と いえる の でしょう か?」




オウェングス は もんだい の かく に ふれて みました。



「たとえば、 この わくせい の 【ふうどびょう】の

 しんぱい、は 。。。 ぼくら にも あります か・・?」



だんせい は しずか に うなづき ながら・・・




「なぜか、それ には 【かからない】んだ・・・

 ある しゅ の 、【こうたい】 が

 われわれ の しゅぞく に は ある らしい。


 くわしい こと は この、【みこ】さん に

 たずねれる と いいだろう。。。





 この ほし の うけいれ に もんだい は ない と おもう。


 とても、ゆうこうてき だし、

 ぼくら の 【しゅぞく そのもの】 を もとめて くれて いる。



 むしろ、もんだい は 【ちがう ところ に ある】・・・

 きみ も そう、かんじて いる の だろう・・ ちがう かい?」




「おっしゃる とおり ですね。 

 もんだい は 【ぼくら】の がわ に ある。。。」



オウェングス は だんせい と かたく あくしゅ を かわして

「あなた に あえて よかった」と おれい を のべ ました。




「きみ は どうする? ここ に のこる の かい?」


だんせい は たずねます。




「いずれ は、そう したい・・・ です。


 ぼく は いちど クニ に かえり ます・・・

 そして 【みんな】を せっとく して 

 ここ へ つれて きます。 ・・・きっと。」








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き が つくと。



オウェングス は ねむって いました。




いちど に たくさん の じょうほう を

ちょくせつ のうない に おくり こまれた ため

しょり を しきれず いしき を なくした よう でした。




め を あける と。


さきほど の 「おんな」 が

わき に こし を おろし オウェングス を みつめて いました。





「・・・ また ねてたか ・・・」





「おんな」の ひとみ を みつめると

あおい こと に きづき ました。




ちかい となり の ほし だと いうのに

ずいぶん ひと の すがた も

その のうりょく も ちがう ものだ と じっかん しました。




~ だいじょうぶ ですか? ぐあい は いかが?



「さっき つたわって きた 【あれら】の こと が

 きみたち の ねがい・・ なんだね?」




「おんな」 が ほほえんで うなずく と 

しろい かみのけ が ほほ に ながれ かかります。




「そういえば、あなた の なまえ を・・ きいて いなかった。」




~ わたし は 【みこ】の  サタラン ・・です。


「・・さた・・? ・・え??」


~ サタラン ・・です。


「サタラ、だね。」


「おんな」は、くすりと わらって、

もう いちど イメージ を つたえて くれました。



~ いえ、サタラ ・・です。



「・・・ごめん・・・ サタラン、ね。

 ぼく は オウェングス。 

 ひとびと の くらす とち の かいたく を している。

 あらためて、よろしく。」



~ オウェングス、こちら こそ よろしく。



ことなる ほし の【みこ】、 サタラン。



その イキゾチック な ほほえみ を みあげ ながら

オウェングス は ふくざつ な おもい に かられて いました。





          ★





サタラン が かたった のは

オウェングス が あこがれ つづけた 

【あおい わくせい】 の きびしい げんじつ でした。




      * * *





この わくせい には ふるく から ふうどびょう が あり

それ に たいする めんえき が 

じゅうにん たち には ありました。



いっぽう で その めんえき が あるため に

じゅみょう が みじかい もの が おおい の でした。



めんえき が かじょう に はたらいて

ひとびと の からだ を むしばむ ために・・・。



いりょう を つかさどる 【しんかん】と【みこ】たち は

けんきゅう を かさね、 

めんえき の ぼうそう を おさえる くすり も 

すで に かいはつ して います。



しかし、げんりょう じたい が とても こうか で

とうぜん できた くすり そのもの も たかく なる ため に

いちぶ の ゆうふく な ものたち しか て に できません。




      * * *




オウェングス が 「あかい わくせい」 から の

はじめて の らいほうしゃ では ないこと も

おそわり ました。



かつて、 ぐうぜん も ふくめて

なんにんか の 「あかい わくせい」 が こちら へ やって きて 

そのまま ここ に くらした ぜんれい が ある こと。



そして この ほし の ひと と むすばれて

こども が うまれた れい が いくつか ある こと。



その こども たち は

ふうどびょう の めんえき を もたない にも かかわらず、

それ を わずらう こと が ありません。



しかも とても じょうぶ で ながいき を している。。。





      * * *






サタラン は さら に つづけ ます・・・







あなたがた が いじゅう さき の とち を 

もとめる ならば ぜひ この わくせい へ いらして ください。

【わたしたち】 は よろこんで うけいれ を いたします。



そのため の たいせい を ととのえ ます。




あなたがた の わくせい が 「じげんてき」に

あんてい しない のは



おそらく 「わたしたち の あおい ほし」 が

あまり に ちかい ため なのです。



いんりょく と じゅうりょく の アンバランス が

ふあんてい な じょうきょう を 

さら に じょちょう して いる じったい を

わたしたち は りかい して います。




みなさん の いじゅう が かんりょう したら


【あかい ほし】 を あなたがた の 【ちから】 で


とおい じげん へと おくって ください。





それが おそらく 

あなたがた の のぞみ で ある、 

あんてい した とち に くらす と いう こと 

それ を かなえる 

いちばん ちかい もの と なる でしょう。




あなた が にくたい を ぶっしつか の じょうたい でも

しそん を のこす きのう を そなえ て いる こと は

さきほど しらべ させて いただき ました。



からだ の こうぞう として わたしたち と

おおきな さ は みられ ない し

いでんし の レベル で 「じんしゅ の ちがい」ていど と

かくにん が できました。


かって な こと を して 、

たいへん しつれい しました。



どうか、おゆるし ください。 


もうしわけ ありません でした。





          ★ ★ ★





オウェングス は かんがえ させて ほしい と いい。



「ここに くらす 【あかい ほし】 から の いみん」に

ぜひ あいたい と つたえ ました。




サタラン は 「つれてくる」 と やくそく し

すぐに もどります と いい。


オウェングス を とめている

【しんでん】の しゅくしゃ の いっしつ を 

あと に しました。       








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オウェングス は たしか に いきて いました。



         ★


「まつり」の ひ。




ひとけ の ない むらはずれ から

となり の わくせい へ 「ジャンプ」 を こころみ ました。




にくたい を しゅんかんてき に ひっぶしつ に して

「あの ほし へ」 と つよく ねがい ました。





・・・おぼえて いる の は そこ まで でした・・・




         ★





きが つくと。


かたく あつい じめん に ころがって いました。




ただ、 ただ、 ひたすた ねむく て。

おき あがる こと も できない ほど に ねむく。



あかるい ひざし が ねころぶ オウェングス に

ようしゃ なく ふり そそぐ なか。



そこ に ころがって ねむり こんで いました。



「ぼくは・・・いきてる・・・」 



~ それなら、なんでも いいや・・


  ここ が どこ だろう と・・・




ねむり の りょういき へ オウェングス は

ひき こまれて いき ました。







         ★ 





つぎ に きがついた のは


かお の あたり が なにか の かげ で おおわれて


くらく すずしく なった から でした。




まだ、 きょうれつ な ねむけ に あらがえ ず

おきあがる こと が できません。



オウェングス は かるく ねがえり を うち ました。


すると。


じぶん の からだ を なにか が 

もち あげる ようす を おぼえ ました。



~ ねむい んだ、すごく・・ ねかせて おいて くれ・・・





         ★





とても あたたかい やわらかな もの の なか に

よこたわって いる じぶん を かんじて いました。




ゆっくり め を あける オウェングス。


しろい ふわふわ した もの に 

からだ が くるまれて いる の が わかりました。



おきあがろう と うで を のばす と。


ふく を きて いません でした。



「・・・・!?・・・・」



ぎょっ と して からだ を おこすと

くるまれて いた もの を はねのけ ました。




そこ は みなれ ない へや でした。



いしづくり の かべ には ところ どころ に 

ぬの が はられて いるらしく

みたこと の ない ほどに ていねい な しつらえ でした。



オウェングス の しっている 「けんぞうぶつ」 には

ない つくり が ほどこされ て います。



~ ここ・・ どこだ?


ほんと に 「ジャンプ」 できたん だろう か・・ もしかして。





はっ として、むなもの に て を あて。

ネックレス を さがしました。



「・・・えっ!!! ・・・ないっ!?」




あせり と ふあん に かられて

へや の なか を あるき まわり ました。



「ネックレス どころ か! 

 ふく も? くつ も! ・・・ない の かっ!?」




じぶん の からだ と せっしょく して いる ぶったい は

ひぶっしつ の じょうたい に できる のうりょく を

オウェングス の しゅぞく は もって います。



そして その じょうたい の まま いどう を して、

ぶっしつか を すれば 

それら も ふくげん させる こと が できます。



あきらか に 「なにもの か」が

ふく を ぬがせて、 ここ に ねかせた・・・ と いう こと。




         ★




まるはだか に されて いる ショック に くわえて

えたい の しれない ほど の 

きょうふ が おそって きました。




ちかい ほし だから と いって。

じぶんたち と にた せいめい が いきている なんて

ほしょう は ない・・・



「これ は・・・ かなり、まずく ない か・・?」




いったい これから どうなる のか・・


かんがえる だけ で ふあん に みぶるい しました。




「・・・いや? いますぐ、にげれば いい だけだ・・・」



オウェングス は ふたたび にくたい を ひぶっしつか

させよう と こころみ ました・・・



~ あれ?・・ うそだろ・・?



まったく できません。



オウェングス は ここ に たどりつく まで に

ちから を つかい はたして いました。



「ジャンプ」 では そうとう な たいりょく と せいしんりょく

その どちら も しょうひ されます。



しばらく むり な ことは・・


じぶん の からだ が いちばん わかって います。





「・・・ くそっ・・・ どう なるんだ・・・・」



へや を うろうろ した ところ で

なにか かわる わけ でも ない ので。



オウェングス は もう いちど ふわふわ の しろい もの に

くるまって よこ に なり ました。



よこ に なると、なぜか また ねむく なり ました。




ふあん なのに、 こわい のに・・・ 


いま は どうしても ねむけ には かて ない の でした。





         ★





ねむって いる オウェングス ・・・

におい が はな に とどき ました。


おいしそう な・・・におい。。





ねむい め を あけて からだ を おこすと

へや の すみ に テーブル が おかれて

その うえ に しょくじ らしき もの が 

あたたか そう に ゆげ を あげて いるの が みえます。




そして、 テーブル の わき の

いす の うえ に きて いた ふく が たたんで ありました。

わき に は ブーツ も おかれて います。



オウェングス は はね あがる よう に とび おきて

テーブル に かけよる と。



ネックレス と イヤリング が

しょくじ の わき に おかれて いました。




しゅうい に ひと の けはい は なく。




いそいで ふく を きて、ブーツ を はきました。



どうやら、きれい に あらって あります。

ふく から さわやかな かおり が します。


ネックレス と イヤリング も み に つけ ました。




よこめ で ふあんげ に しょくじ を ながめ。



「・・・ くえる のか・・? これ・・」



おいしそう な におい は する もの の

みた こと の ない りょうり です。




さら を もち あげて なんど も ながめ。

におい を あらためて たしかめ。


ゆび で つつき ・・・ なめて みました。




・・・・・!・・・・・




「なんだ、これ・・・ すごく うまいっ!!!」


スープ の ような えきたい に ちかい りょうり を

さら に くち を つけて ながしこみ ました。



「・・・へん な 【しょくあたり】

 しなきゃ いい けどな・・・」




ものすごく おいしかった だけ に、

ふくざつ な きもち です。




くうふく に まかせて のみ こんだ こと を

オウェングス は すこし こうかい しました。





         ★





~どの くらい じかん が たった の だろう・・・


 そろそろ、いちにち すぎる の では ないか?




さいわい 【しょくあたり】 の しんぱい は あり ません。




ふく を きた まま 


しろい ふわふわ した もの に もぐりこみ。

め を あけた まま・・・



ひぶっしつか できる まで

からだ が かいふく する の を 

まつ しか ない こと を さとり ました。




そう して また ウトウト していた とき。



かぎ の かかった ドア が 

ちいさな おと を たてて ひらきました。




オウェングス は とっさ に ねたふり を つづけ

うすめ で ようす を うかがって みました。


しんぞう が はりさけそう でした。



め に うつった のは 「おんな」らしき すがた でした。




まっしろ な かみのけ の

しろい ふく を まとった ひと が 

かお を のぞかせ ました。



テーブル の しょくじ が なくなって いる こと を

かくにん すると。。 



「おんな」は すそ の ながい ふく を ひきずり

さらさら と おと を たて ながら 

ねころんで いる オウェングス に ちかづく と

み を かがめて かれ の ようす を うかがい ました。



オウェングス は みうごき せず ねた ふり を つづけ。

いき を する のも やっと な ほど きんちょう しました。



ひたい に あたたか な かんかく。

さわられて いる・・・・



すると ことば では なく

イメージ が つたわって きました。





~ だいぶ らく に なった みたい ね ~



「おんな」の あんしん した きもち。




~ぼく を かいほう して くれた のか・・・


オウェングス も ほっと して そう かんがえ ました。




すると。



「おんな」は おどろいた ように て を はなし

とびのき ました。




オウェングス も おどろき

とびおき ました。。




~ あなた は 【だれ】? どこ から きた?



「おんな」 が おびえた かんじょう を こめて


オウェングス の のうない に 

ちょくせつ メッセージ を おくって きました。




「ぼく は 【オウェングス】。

 ここは どこ?・・・


 もし、ぼくの いきさき が まちがって いなければ・・・ 

 【ここ から みえる となり の わくせい】 から きた。」





「おんな」は ことば を きくの ではなく、

オウェングス の 「しこう」を りかい する ようでした。







「きみたち は ことば を つかわない んだね・・・?」



オウェングス は 

もの めずらしげ に 「おんな」 を ながめ ました。




~ つかいます。 でも、 たぶん、つたわらない。




おんな は そう メッセージ を つたえて

くち を ひらき なにか を かたりました。



それ は まったく きいた こと の ない ことば でした。






「・・・なるほど。 たしかに・・・


 ひとまず、おれい を もうし あげ ます・・・

 うまい しょくじ と 

 ふく を きれい に して くれて、ありがとう。」





「おんな」は はじめて ほほえみ ました。


~ いいえ。 こまって いる ひと を たすける の は あたりまえ。




その やさしい ほほえみ は

オウェングス を あんしん させ ました。



「しばらく ぼく は じりき で じぶん の すむ わくせい に

 かえれそう に ない から・・・

 たいりょく が もどる まで の あいだ、で いい ので。


 おせわ に なれ ません か・・?」




もちろん かまわない と おんな は こたえました。





~ でも、おねがい が あります。

  あなた の こと、という より・・・ 

  あなたがた の こと を せいぶつがくてき に

  しらべ させて ほしい・・・



「きみ は 【いしゃ】?」



~ いえ。 【みこ】です。

  この クニ では いがく は 【しんかん】、【みこ】の

  しごと の いちぶ なのです。。。




「・・・へえ? そうなんだ・・」


ずいぶん ちがう もの だな・・ と オウェングス は おもい ながら。



どきり として ふく の むなもと を にぎり ました。






「・・・まさか、ふく を ぜんぶ ぬがせたのって・・ 

 【そのため?!】 きみ が した・・・って いうか する わけ?」




~ ほんとかよ・・ 

  この「おんな」に みぐるみ はがされた ってこと?




むしょう に はずかしく、

むしょう に なさけない きぶん に なりました。




~ しつれい ながら・・。 でも いしき が なかった から・・




「そうだけど・・・!! ほんと か よぉ・・・ 」


オウェングス は うなだれ ました。





「で? きみたち は なに を しらべたい わけ?」

した を むいた まま オウェングス は たずねました。





~ あなたがた の せいめいりょく が ほしい の です。



オウェングス には いっしゅん 「おんな」が

なに を いって いる のか が わかり ません でした。





「おんな」 は おもむろ に て を のばす と

オウェングス の ひたい に あて ました。




~ いまから おねがい したい こと の すべて を つたえ ます。




のうない に いっき に ながれ こむ じょうほう と

そして ねがい が オウェングス を のみこん で いき ました。






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「まつり」の おこなわれる ひにち が きまる と

クニ から せいじん した すべて の じゅうにん に

さんか が よびかけられます。






さんか そのもの は ぎむ では ありません。







まつり は 「ふうふ」 という かんけい や 


「かぞく」の かんかく の うすい、


だんじょ が べつべつ の くらし を している 


この  しゅぞく に とって は


その かんけいせい を たしかめる たいせつ な きかい です。




そして かぞく を もたない みこん の だんじょ には

パートナー を さがし けっこん し こども を つくる

きかい に なります。










オウェングス にも クニ から さんか の よびかけ が

とうぜん あります。




「めんどう だなぁ・・・」



ぼく が ひとり くらい いなくても。


だれか が かわり に いくら でも しそん を

のこす だろう に・・・




かいさい の にひち は あと すうしゅうかん の のち。



なんとなく こよみ に め を むけて

オウェングス は ふと き が つきました。




「あの ほし」が

この ホシ と もっとも ちかづく ひ・・・




よぞら に ひときわ おおきく みえる

あおじろい ほし。





「まつり」は ふくざつ な じげん の へんか が 

もっとも あんてい する と

よそく された うえ で 

まいかい しんちょう に きめられて います。




「そうか・・・ このひ、 なんだ。」




オウェングス は ひとり で、 じっけん しよう と きめました。




じぶん の もつ いどう する の のうりょく だけ で

「あの ほし」への ジャンプ が できるのか。





どうせ、まつり の ひ は

みんな じぶん の こと で いっぱい だろう。



だれが どこに いよう と

き に とめる ことも ない だろう。



これは チャンス だな。



どんな ばしょ なのか も みてみたい。




だいたい、 ためしても いないんだ。



とち の かいたく を しろ と いう の ならば。



この じっけん そのもの が ひつよう だ。



だれか に そうだん する までも ない。


すれば かならず、 とめられる。





「リーダー は ぼく だ。」



じぶん の えらんだ ほうほう を ためす だけだ。











「まつり」 の とうじつ。



なにごと も ないよう な そぶり を みせて。





オウェングス は ムラ の なかま より さき に

しゅっぱつ を しました。




「じゃあ・・・ いくね。 さき に。」





「・・・めずらしい! オウェングス!! 

 ようやく その き に なった わけ?」




オウェングス は おないどし の 


なかま の ことば に ふりかえると。




「うん。 その き に なった。」




まわり の なかま と おなじ ように

「まつり」の ため の おしゃれ を きめて。



まっか な ながい かみ を うしろ で まとめ。

みみかざり を つけ、

おろしたて の まっしろい ふく を きて。



むなもと には リーダー の あかし の

あかく かがやく ネックレス。



みがき あげた ながい あみあげ の ブーツ。




「・・・かっこいいじゃねーかよぉ・・ ネックレス・・

 やっぱ、いいなぁ ・・ リーダーって。」



なかま たち は その ネックレス を 


うらやましげ に ほめ たたえ ます。






「とびっきり の 【びじょ】 を つかまえる。 かならず!」



そういって いたずらっこ の ように

まだ おさなさ が のこる ひとみ を かがやかせて わらい ました。





「さて ・・と。 いく か・・・!」




なかま の ひやかし の こえ に て を ふりました。














あおじろい ほし が いつにも まして おおきく うかぶ そら。



「さいこう だな。」





オウェングス は むね の たかなり と いっしょ に

かるく あし が ふるえる の を かんじ つつ。





~ だいじょうぶ。 ぜったい に、できる。






じっけん を する ばしょ を さがし に

ひとけ の ない ムラ はずれ の あれち を めざし ました。











  ★ ★ ★








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リーダー として この ほしで 「あんてい した とち」を

かいたく する チーム を ひきいる やくめ を になった

わかい オウェングス。




じげん の はざま に いちする この ほし では

「とち を ひぶっしつか の りょういき から

 いかに おおく とおざけるか」 が

じゅうにん たち の のうりょく を もってしても

せいいっぱい の じょうたい でした。




       ★




オウェングス は とち かいたく の せんとう に たち

つね に かんじる こと が ありました。




~ なぜ、 ぼくたち しゅぞく は

  この ほし に こだわって いるのだろう。。。




とつぜん ぶっしつ じょうたい の とち が

ムラ まるごと ひぶっしつ の じょうたい と なって

きえて しまう ことすら めずらしく ない こと。



あんてい しない とち に くらす ゆえに

かんきょう てきおう の のうりょく が 

たかく しんか している しゅぞく。



とち が きえても にくたい を 

ひぶっしつか させて 

にげる ことが できる ゆえに?




いつまで も さまよい つづける しゅぞく。




オウゥングス の

もえさかる ほのう の ような

あかい かみ が ほほ を なでるように かぜ に なびきます。



「リーダー、きょう は これだけ いどう が かんりょう です」



ぶたいA から オウェングス に ほうこく が とどきます。






「ぶたいA の みなさん おつかれさま でした。

 あす に そなえて じゅうぶんな きゅうそく を

 とって ください。


 ぶたいB は ぶたいA の かくほした エリア を

 さらに ひがしほうめん へ いどう させて ください。


 わくせい の ぶっしつじげん が あんてい している

 いま が チャンス と みます。 さくせん を じっこう してください。」




オウェングス は そう しじ を だして。




ふかい ためいき を つきながら

あかい だいち に よこたわり ました。





「リーダー。 やえい の じゅんび が できました。

 ・・・ほら。 からだ を こわすから・・。

 テント の なか で よこ に なって ください。。。」




チーム の さんぼう が

ねころぶ オウェングス の わき に

こしを かがめながら あたま を

かるく なでて ほほえみます。



さんぼう は ちょうろう の おい の まご に あたり

オウェングス を かわいがって くれる あに の ような

ひと でした。




「・・・オウェングス? どうした?

 ここの ところ なやんで いる よう だけれど?」




「ありがとう。 しばらく こうして そら を ながめて いたいんだ。。」




           ★






~ ほか の しゅだん が あるのでは ないのか?





ぶんめい が ぎじゅつ が しんぽ する

きかい を ことごとく うばう のが

この ほし そのもの の ありかた。




・・・なぜ? みんな は ふしぎ に おもわない?





           ★





オウェングス は よる に なる と

そら を みあげて ほしぼし を ながめる こと が

すき でした。




「こんな に たくさん ほし が あるのに・・・

 ぼく は どうして ここ に いるんだろう・・・」



せんぞ だいだい が うまれ くらした ほし だから?

でんとう が だいじ なのも わかるけど。


・・・でも・・・


こんな いきかた を このさき なんびゃくねん も

くりかえす だけなのか?




             ★




「おい・・・ メシ も くわんの かよ? オウェングス?」



さんぼう が しょくじ を もってきて すすめてきます。



「さっき ぶたいB の たいちょう から

 とち の ひがしほうめん いどう は じゅんちょう と

 れんらく が きた。


 あんしん して メシ くえって。」




オウェングス は おきあがる と 

しょくじ の はいった ふくろ を うけとり

にこんだ にく を ほうばり ました。




「らいげつ の 【まつり】 ・・・ おまえ、いく だろ?

 きっと すてき な こ が、いるって!

 そろそろ ・・・こども を つくって みろよ。

 おまえ くらい だぜ。。。

 その とし で 【まつり】 に いかねぇ やつ なんざ・・・」




さんぼう は オウェングス を ひじ で つつき ます。




「おれ なんか なんにん の おやじ だと おもってる!

 えっと? いま・・・  おとこ 3にん・・ おんな 2にん‥

 らいげつ にも こども が できたら・・・


 とにかく しそん を ふやす こと も だいじ、 なんだぞ?」




オウェングス は まつり に いちど は いきました。

しかし き の あいそう な むすめ と であえずに

ただ かえって きました。




「つまんないよ・・・【まつり】。

 おんな の こ って、 みんな して つるんでて・・

 はなし の かけよう も ないし・・・。


 ぎゃく に こえ を かけて もらえた! と おもったら・・・

 ははおや くらい の としうえ だったり・・・


 ぼく は えんりょ しとく。 むいて ない・・・」




さんぼう は オウェングス の ことば に ふきだし ながら。




「こんど は きっと だいじょうぶ だってば!!

 なにしろ クニ で さいねんしょう の 【リーダー】 だぞ! おまえ。


 すごく ちゅうもく されて いるんだから!



 いや?・・ いっそ おまえ の ばあい、 


 としうえ に リード して もらえば?! 


 それも わるく ないって!」




「・・・えんりょ、しとく・・・ いかなくて いいでしょ、べつ に。」



「だめだめ! 

 こんかい は ぜったい に こども を つくれ。 いいな!?

 それで こそ、いちにんまえ なんだ から!!!」




オウェングス は せなか を たたかれて

おもわず せきこみ みます・・・






        ★





「ところで・・ きみ は にくたい を 

 ひぶっしつ の じょうたい に したとき


 どのくらい  いどう する こと が できる?」




オウェングス は さんぼう に たずねました。



「・・・きょり で いうなら・・ この ほし の なか ならば

 どこ へ でも いけるけど  ・・? 

 それ、 【ふつう】の レベル だろ?」





「じゃあ、 あの ほし へは いける かな・・・?」



オウェングス は よぞら に ひときわ おおきく かがやく

あおじろい ほし を ゆびさし ました。



「・・・ だめだめ。 ほし への 【ジャンプ】 は タブー だ。

 そんな こと くらい、 よく わかってんだろ?

 じげん の はざま に とらわれたら かえって こられない。」



さんぼう は かた を すくめて いいます。






「・・・だよねっ、 そりゃあ そうだ・・・」



オウェングス は ふくろ の なか の にこみ を

のど に ながしこみ ながら。



て を のばせば つかめそう な

まんてん の ほしぞら を みあげました。







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ご報告を兼ねまして 当ブログ掲載の「童話」の情報整理を いたします。






こっそり「第二期」へと 物語は突入しました・・!


すでに お気づきの方も おいでかと 存じます・・・



「トウフィ」

「カエル」

「エルド」

3つの存在が中心に 進行する話は ひとまず 終了しております。




☆彡




第二期のメインは

「トウフィ&エルドが統合、そして分裂して 誕生した【新たなの魂】」の物語。。

それが「オェングス」として 登場する 男性性の 存在です。


この名前に 聴き覚えのある方は たぶん 多いかと 思われます。


【神様の名前】としても有名です・・・


【この物語の「オェングス」】 と ケルト神話の「オェングス」は

イコールでは、ありません・・・ ニア・イコール、くらい? (*´∀`*)


舞台となっている星 そのものが「天の川銀河系内の惑星」では ありません・・・




しかしながら

こちらで登場する「オェングス」も とても美しい存在です。


彼は 「トウフィ」だったことも「エルドだったこと」も

物語の掲載進行中の時点では 全く気がついていません。


その記憶は 「封印された状態で、肉体を得て誕生しています」。

この先、彼が経験することとなる「苦難」「喜び」を 存分に学ぶために。




☆彡




今後のネタバレ に ならない程度、に お話をしますと。。。



「オェングスは、自分が 何者なのか」それに 気が付く時が 訪れます。



そして、長い長い 魂の成長の旅の中で

「かつて カエルだった魂」との 再会を 果たします。



魂としての「家族」を知ることで 新たな役割に 目覚めます。




でも。 ・・・それは、まだまだ ずうー・・っと、先の物語・・・。





☆彡




以前も すこし、触れたましたが・・・


【私「筆者」の とてつもなく遠い遠い記憶】を

少しずつ紐解きながら、物語にまとめる作業をして、

【童話の形にて ここに 記録】を しております。



「第二期」に入りましたが、まだまだ パズルのピースが

集まらず、 ひとつの絵になって は いない状態です。



ゆっくりで 更新も 大変遅くて 恐れ入ります・・・

それでも 必ず 書き続けるお約束は 守ります・・・!!!



何卒 気長に お付き合いを 賜りたく・・ m(_ _)m


今後とも お願い申し上げます。






♪゜・*:.。. .。.:*・♪ ♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦ ♪゚+.o.+゚♪゚+.o.+゚♪






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しんぞう の ように かくちょう と しゅうしゅく を

くりかえす あかい ほし。




そこ に めばえた ある いのち に

かつて 【トウフィ と エルド】 だった 

「たましい の ひとつ」 が やどり ました。











その たましい は

にくたい が ぶっしつ と ひっぶしつ の

どちら にも なれる しゅぞく の ひとり として

「だんせい」 を えらんで うまれ ました。




ヒト と よぶ のに ふさわしい ちせい を

もつ かれら は 「おもい の ちから」 で

さまざま な こと が できる のうりょく を もって いました。





ひぶっしつ の だいち を 「かたい とち」 として

ぶっしつか させる こと。


そして それら の とち を ぶっしつか する じげん へ

いどう させる こと。










ひとびと の すがた は とても うつくしい もの でした。




うっすら と ひかり を はなつ しろい はだ に 

もえる ような あかい ひとみ と

おなじ いろ の さらり とした かみ の け。




み に まとう の は 

しろい とくべつ な ぬの に かぎられて いました。



あれた とち で そだつ すくない しょくぶつ を たべる

け の ながい いきもの の け を ていねい に

おり あげた ぬの です。



その いきもの の にく は

この しゅぞく の ゆいいつ の たべもの でも ありました。



かれら は だんせい と じょせい が

べつべつ の ムラ を つくって くらして いました。




きせつ の かわりめ に

かれら は しそん を のこす ため の

まつり を ひらく しゅうかん が ありました。



べつべつ に くらして いた だんじょ が

ひとつ の ばしょ に あつまり

おたがい に きの あう あいて と であう と。



そこ で にくたい を ひっぶっしつか させて

ふたつ の そんざい は とけあい 

ひとつ の そんざい に まとまり ます。



その のち、 

みっつ から よっつ に 

ぶんれつ を します。



こうして

もと の だんせい と じょせい の ほか に

「こどもたち」 が いのち を え ます。




うまれた こどもたち は じょせい の ムラ で 

そだて られて 3ねん のち には

すっかり いちにんまえ に せいちょう します。



そして おとな として それぞれ の せいべつ に おうじて

ムラ に くわわって、 やくめ を えて はたらき ます。










「オェングス」 と なづけられた かれ は

だんせい の ムラ で くらし はじめ 

すうねん が すぎた ころ・・・。




ちょうろう に よばれ ました。




「オェングス。 

 おまえ は この ムラ でも 

 だれ より も けつだん する いさぎよさ を 

 もって いる と わたし は おもう。


 だから 【リーダー】の やくわり に あっている。



 とち の かいたくチーム の リーダー に なってくれ。」






せいねん に せいちょう した オェングス は

あかい ひとみ を おおきく みひらき ました。



いき が とまる おもい で

ことば を しぼり だすと こえ は ふるえて いました。



「じぶん には まだ ・・・ そんな やくわり、むり です!」




ムラ には かれ より も 

としうえ で しかも のうりょく に たけた もの が

おおぜい います。



オェングス に ある もの は

「おもいきり の よさ」 だけ でした。





「いいや。 おまえ が やるんだ。

 わたし が そう きめた。


 だれ にも くちだし は させない。


 いいな、 オェングス。 リーダー は おまえ だ。」




ちょうろう は はっきり と そう いう と。

しわ の ふかい かお に 

やさしい えがお を うかべ ました。


ひとみ には なみだ が うかんで いました。




「この ムラ の みらい を おまえ に あづけよう。

 やすらぎ の ち を みんな に あたえて ほしい。」




オェングス は とまどい の なか で


「わたし なり に せいいっぱい どりょく します・・・」


そう こたえる ほか に ありません でした。











その はなし は またたく ま に


あかい ほし を かけ めぐり ました。



さいねんしょう の リーダー が たんじょう した と。



リーダー が み に つける とくべつ な ネックレス を

じょせいたち の ムラ の ちょうろう から おくられ ました。



オェングス の むなもと に 

あかい ほし の ように 

ネックレス が かがやき ます。




・・・ やるしか ないんだ ・・・




とし わかい かれ は

ネックレス が 

【とてつも なく おもい・・・】 と かんじられて いました。















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カエル だった 「わたし」の たどり ついた うちゅう・・・


そこ は うまれて まもない もの の よう でした。



むすう の ほし が ある もの の

たましい の けはい は ありません。


いのち の けいはい も。





「ずいぶん とおく まで きた な・・・」






「さいしょ の わたし」から どれほど とおく ても


つながって いる かんかく は たしか に あります。



だから・・・ だいじょうぶ。



「わたし」 は ここで 「たくさん の わたし」に なる・・・






「わたし」は ぶんれつ を はじめ ました。

ふえ つづける たくさん の 「わたし」・・・






うまれた 「わたしたち」 は ひかり より も はやく

カエル だった 「わたし」から たびだって いきます。





「わたし は ここ で あなた たち を まって いる から。

 たくさん の けいけん を して

 その はなし を きかせて ください。」





ほんの すこし だけ・・・。


「さいしょ の わたし」 の きもち が 

わかる ような きが しました。











トウフィ と エルド だった 「わたし たち」、ふたり は。


カエル だった 「わたし」 が ふえて ひろがって いる

けはい を とおい ばしょ で かんじ とり ました。





これ が あの「わたし」の のぞみ だった のか・・・





ふえる いきおい と かず に おどろき ながら


ふたり の 「わたし」 は かんがえ ました。




「「わたし」は ぶんれつ の ちゅうしん・・・

 その ばしょ を めざす から・・・


 「きみ」は 【あの、ふえた わたし たち】 を

  ふえ ながら おいかけて ほしい。」





「ふたり で いっしょ に ふえたら どう だろう。

 その ほう が こうりつ が いい はず。」






「・・・ そうか も しれない ・・ しかし、だ。


 かく に なる 「わたし そのもの」 を たもてる だろうか・・・


 「わたし たち」 の もくてき そのもの を

  わすれて しまう こと は さけたい・・・」






「・・・わかった。

 「わたし」が ふえて 「ぶんれつ した わたし」と なる。


  ちゅうしん の 「あの、わたし」 に つたえて ほしい。


 【いつまでも きみ を まもる】と・・ たのむ。」





ひとり の 「わたし」 が ちから づよく うなづき。




もう ひとり の 「わたし」は


いどう を しながら ふえ つづけて 


かすか な 「あの、たいせつ な わたし」の

けはい を はなつ さまざま な ほうこう へ おいかけ ました。





ありがとう と つたえる ため に。


まもる と いう ちかい を じっこう する ため に。












いっぽう。



ことなる じげん へ と はじき とばされた

トウフィ と エルド だった 「わたし」の さいしょ の

さんにん の うち の ひとり・・・




「わたし」 は ある ほし で いのち を えました。




ぶっしつ ひぶっしつ の こんざい する その ほし は

いのち を もつ せいめいたい には

いきる こと そのもの が きびしい ところ でした。



じげん の はざま に ちょうど またがる その ほし は

ひぶっしつ の エリア が いじげん に ひきずり こまれ

たえず おおきさ が へんか を して います。



そこ に いきる ちてき せいめいたい として

「わたし」 は いのち を えました。



ふあんてい な かんきょう で

せいぞん の ため に とち を かくほ する

かいたくしゃ として。




あかく かわいた その ほし は

いのち の はんえい を こばみ つづけます。



みゃく うつ しんぞう の ように

かくちょう と しゅうしゅく を くりかえす の でした。















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トウフィ だった「わたし」は

カエル だった「わたし」を おいかけて

きらめきく むすう の ほし めぐって とび つづけ ました。



とおく で かつて の なまえ を だれか に

よばれて いる こと に きが つきました。




それは ひぶっしつ の そんざい ・・・

いまにも きえて しまい そう に

かなしげ で よわよわしい ようす が みえました。






~「わたし」は あの そんざい を しっている。




さいご の とき まで 

カエル だった 「わたし」が いかそうと していた

【ドレイコ の エルド】・・・






・・・カエル どこ? トウフィ どこ?

   おねがい・・ こたえて・・・




「エルド・・ だね。 【わたし】だよ。 わかるかい。

【トウフィ】だったもの、だ。 きこえるかい? エルド?!」




エルド は きづきました。



なつかしい けはい を かんじました。

よびかけ の ぬし の すがた は どこにも ありません・・・




・・・トウフィ!!! どこ!? 





ちから を ふり しぼって おおきく しゅうい を


まわり かくにん した けれども


けはい は あっても どこにも すがた は ない の です・・・





「すまないね。 エルド。。

 トウフィだった【わたし】も 

 カエル だった「わたし」 も・・・


 もう、 いない のだよ。 



 これから きみ は じぶん の ちから で

 うちゅう を いきぬく すべ を みに つけて ほしい。



 これ は カエル だった 「わたし」 の のぞみ だから。



 しんぱい を させて すまない。

 さき に いのち が おわって しまって・・・

 きみ を のこして いく こと を ゆるして ほしい。



 いきるんだ。 いいね・・・ エルド。」




やさしく エルド の ふるえる こころ を

トウフィ だった 「わたし」 の いしき が つつみます。





・・・いやだ・・ いやだ!

   ひとり に しないで。


   どこ に いく と いうの? トウフィ・・?







「わたし は カエル だった 【わたし】を さがしている。


 いっしょ に いきて くれた こと に ひとこと で いい。


 ありがとう と つたえる ために。 」






・・・ぼく も、 いく。 カエル に あい に いく






トウフィ だった 「わたし」 は 

せつなげな エルド の ねがい が いたい ほど に わかります。





「むり だよ。 それ は・・・

 きみ の いのち が おわって しまう ほど に

 はるか とおく の べつ の うちゅう を 

 めざさなければ ならない の だから。」






・・・ぼく は  ほら! ・・からだ なんて ない よ。


   だから いける。 どこ に だって いける。


   トウフィ が つれて いって くれる なら!・・・







「でも、 いのち は ある・・・ そうだろう?


 むだ に しないで ほしい。 いのち の じかん を。」





トウフィ だった 「わたし」 は

ふりきる ように わかれ を つげました。




「いきるんだ。 いいね。 エルド。 いままで ありがとう。」




・・・おねがい トウフィ・・・ 

   ついて いく・・ つれて いって!!!


   キミ の おもい と ぼく の おもい に

   なん の ちがい が ある!?


   ぼく は もう なに も ない。

   のぞむ のは カエル を まもる こと だけ なのに・・・




   あのとき・・


   もえる あかい なに か から

   ふね を まもろう と したんだよ?!



   でも それ は 

   ぼく の からだ を すりぬけて あたって しまって・・・

   ふね は こわれて しまった・・・




   ~すがた を あらわして は いけない~



    カエル が そう ねがった から・・・そう した のに。




    そのため に まもって あげられ なかった・・・






    だから・・ こんど こそ ・・・



    きみ だって おなじ じゃないの?


    どこ が、 なに が、 ちがう?






トウフィ だった わたし の

ながい ちんもく を ほし の うみ が のみこんで いきました。






こんな こと は ゆるされる の だろうか・・・


じぶん に といかけて みました。




きが つき  ふと おもい ました。




エルド も じぶん と おなじ なのだ・・・


「わたし」 と おなじ  「わたし」 の ぶんしん・・・




~ あなた の おもう とおり に。

  それ は わたし の のぞみ です・・・




さいしょ の わたし の こえ が きこえます。






「エルド・・・ ほんとう に それで いいの かい?」





ゆるして くれる だろうか・・・ カエル だった 「わたし」は。




トウフィ だった 「わたし」 は けっしん を しました。






「ならば・・ おいで。


 【わたし】の なか で いきろ。 ・・・エルド。」
    





ふたつ の たましい が ゆうごう する しゅんかん。


たがい の ねがい が おなじ である こと を わかち あいました。





ふたつの たましい は 

いちど ひとつ に まとまった のち・・・



ゆうごう の はげしい エネルギー を えて

みっつ に ぶんり を しました。





いきおい で わかれた うち の ひとつ は

べつ の じげん へ と とびこんで いきました。






おさない こども の ような じゅんすい な いしき。


みなもと に ちかい せいじゅく した いしき。





ふたつ の いしき を あわせ もつ たましい。


あらたな 「わたし」 が たんじょう しました。





「さあ・・・ いこう。 たいせつな 「わたし」を みつけに・・・」





ふたり の 「わたし」は

うなづき あって、 とおい うちゅう を めざす の でした。














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