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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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しんぞう の ように かくちょう と しゅうしゅく を

くりかえす あかい ほし。




そこ に めばえた ある いのち に

かつて 【トウフィ と エルド】 だった 

「たましい の ひとつ」 が やどり ました。











その たましい は

にくたい が ぶっしつ と ひっぶしつ の

どちら にも なれる しゅぞく の ひとり として

「だんせい」 を えらんで うまれ ました。




ヒト と よぶ のに ふさわしい ちせい を

もつ かれら は 「おもい の ちから」 で

さまざま な こと が できる のうりょく を もって いました。





ひぶっしつ の だいち を 「かたい とち」 として

ぶっしつか させる こと。


そして それら の とち を ぶっしつか する じげん へ

いどう させる こと。










ひとびと の すがた は とても うつくしい もの でした。




うっすら と ひかり を はなつ しろい はだ に 

もえる ような あかい ひとみ と

おなじ いろ の さらり とした かみ の け。




み に まとう の は 

しろい とくべつ な ぬの に かぎられて いました。



あれた とち で そだつ すくない しょくぶつ を たべる

け の ながい いきもの の け を ていねい に

おり あげた ぬの です。



その いきもの の にく は

この しゅぞく の ゆいいつ の たべもの でも ありました。



かれら は だんせい と じょせい が

べつべつ の ムラ を つくって くらして いました。




きせつ の かわりめ に

かれら は しそん を のこす ため の

まつり を ひらく しゅうかん が ありました。



べつべつ に くらして いた だんじょ が

ひとつ の ばしょ に あつまり

おたがい に きの あう あいて と であう と。



そこ で にくたい を ひっぶっしつか させて

ふたつ の そんざい は とけあい 

ひとつ の そんざい に まとまり ます。



その のち、 

みっつ から よっつ に 

ぶんれつ を します。



こうして

もと の だんせい と じょせい の ほか に

「こどもたち」 が いのち を え ます。




うまれた こどもたち は じょせい の ムラ で 

そだて られて 3ねん のち には

すっかり いちにんまえ に せいちょう します。



そして おとな として それぞれ の せいべつ に おうじて

ムラ に くわわって、 やくめ を えて はたらき ます。










「オェングス」 と なづけられた かれ は

だんせい の ムラ で くらし はじめ 

すうねん が すぎた ころ・・・。




ちょうろう に よばれ ました。




「オェングス。 

 おまえ は この ムラ でも 

 だれ より も けつだん する いさぎよさ を 

 もって いる と わたし は おもう。


 だから 【リーダー】の やくわり に あっている。



 とち の かいたくチーム の リーダー に なってくれ。」






せいねん に せいちょう した オェングス は

あかい ひとみ を おおきく みひらき ました。



いき が とまる おもい で

ことば を しぼり だすと こえ は ふるえて いました。



「じぶん には まだ ・・・ そんな やくわり、むり です!」




ムラ には かれ より も 

としうえ で しかも のうりょく に たけた もの が

おおぜい います。



オェングス に ある もの は

「おもいきり の よさ」 だけ でした。





「いいや。 おまえ が やるんだ。

 わたし が そう きめた。


 だれ にも くちだし は させない。


 いいな、 オェングス。 リーダー は おまえ だ。」




ちょうろう は はっきり と そう いう と。

しわ の ふかい かお に 

やさしい えがお を うかべ ました。


ひとみ には なみだ が うかんで いました。




「この ムラ の みらい を おまえ に あづけよう。

 やすらぎ の ち を みんな に あたえて ほしい。」




オェングス は とまどい の なか で


「わたし なり に せいいっぱい どりょく します・・・」


そう こたえる ほか に ありません でした。











その はなし は またたく ま に


あかい ほし を かけ めぐり ました。



さいねんしょう の リーダー が たんじょう した と。



リーダー が み に つける とくべつ な ネックレス を

じょせいたち の ムラ の ちょうろう から おくられ ました。



オェングス の むなもと に 

あかい ほし の ように 

ネックレス が かがやき ます。




・・・ やるしか ないんだ ・・・




とし わかい かれ は

ネックレス が 

【とてつも なく おもい・・・】 と かんじられて いました。















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