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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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リーダー として この ほしで 「あんてい した とち」を

かいたく する チーム を ひきいる やくめ を になった

わかい オウェングス。




じげん の はざま に いちする この ほし では

「とち を ひぶっしつか の りょういき から

 いかに おおく とおざけるか」 が

じゅうにん たち の のうりょく を もってしても

せいいっぱい の じょうたい でした。




       ★




オウェングス は とち かいたく の せんとう に たち

つね に かんじる こと が ありました。




~ なぜ、 ぼくたち しゅぞく は

  この ほし に こだわって いるのだろう。。。




とつぜん ぶっしつ じょうたい の とち が

ムラ まるごと ひぶっしつ の じょうたい と なって

きえて しまう ことすら めずらしく ない こと。



あんてい しない とち に くらす ゆえに

かんきょう てきおう の のうりょく が 

たかく しんか している しゅぞく。



とち が きえても にくたい を 

ひぶっしつか させて 

にげる ことが できる ゆえに?




いつまで も さまよい つづける しゅぞく。




オウゥングス の

もえさかる ほのう の ような

あかい かみ が ほほ を なでるように かぜ に なびきます。



「リーダー、きょう は これだけ いどう が かんりょう です」



ぶたいA から オウェングス に ほうこく が とどきます。






「ぶたいA の みなさん おつかれさま でした。

 あす に そなえて じゅうぶんな きゅうそく を

 とって ください。


 ぶたいB は ぶたいA の かくほした エリア を

 さらに ひがしほうめん へ いどう させて ください。


 わくせい の ぶっしつじげん が あんてい している

 いま が チャンス と みます。 さくせん を じっこう してください。」




オウェングス は そう しじ を だして。




ふかい ためいき を つきながら

あかい だいち に よこたわり ました。





「リーダー。 やえい の じゅんび が できました。

 ・・・ほら。 からだ を こわすから・・。

 テント の なか で よこ に なって ください。。。」




チーム の さんぼう が

ねころぶ オウェングス の わき に

こしを かがめながら あたま を

かるく なでて ほほえみます。



さんぼう は ちょうろう の おい の まご に あたり

オウェングス を かわいがって くれる あに の ような

ひと でした。




「・・・オウェングス? どうした?

 ここの ところ なやんで いる よう だけれど?」




「ありがとう。 しばらく こうして そら を ながめて いたいんだ。。」




           ★






~ ほか の しゅだん が あるのでは ないのか?





ぶんめい が ぎじゅつ が しんぽ する

きかい を ことごとく うばう のが

この ほし そのもの の ありかた。




・・・なぜ? みんな は ふしぎ に おもわない?





           ★





オウェングス は よる に なる と

そら を みあげて ほしぼし を ながめる こと が

すき でした。




「こんな に たくさん ほし が あるのに・・・

 ぼく は どうして ここ に いるんだろう・・・」



せんぞ だいだい が うまれ くらした ほし だから?

でんとう が だいじ なのも わかるけど。


・・・でも・・・


こんな いきかた を このさき なんびゃくねん も

くりかえす だけなのか?




             ★




「おい・・・ メシ も くわんの かよ? オウェングス?」



さんぼう が しょくじ を もってきて すすめてきます。



「さっき ぶたいB の たいちょう から

 とち の ひがしほうめん いどう は じゅんちょう と

 れんらく が きた。


 あんしん して メシ くえって。」




オウェングス は おきあがる と 

しょくじ の はいった ふくろ を うけとり

にこんだ にく を ほうばり ました。




「らいげつ の 【まつり】 ・・・ おまえ、いく だろ?

 きっと すてき な こ が、いるって!

 そろそろ ・・・こども を つくって みろよ。

 おまえ くらい だぜ。。。

 その とし で 【まつり】 に いかねぇ やつ なんざ・・・」




さんぼう は オウェングス を ひじ で つつき ます。




「おれ なんか なんにん の おやじ だと おもってる!

 えっと? いま・・・  おとこ 3にん・・ おんな 2にん‥

 らいげつ にも こども が できたら・・・


 とにかく しそん を ふやす こと も だいじ、 なんだぞ?」




オウェングス は まつり に いちど は いきました。

しかし き の あいそう な むすめ と であえずに

ただ かえって きました。




「つまんないよ・・・【まつり】。

 おんな の こ って、 みんな して つるんでて・・

 はなし の かけよう も ないし・・・。


 ぎゃく に こえ を かけて もらえた! と おもったら・・・

 ははおや くらい の としうえ だったり・・・


 ぼく は えんりょ しとく。 むいて ない・・・」




さんぼう は オウェングス の ことば に ふきだし ながら。




「こんど は きっと だいじょうぶ だってば!!

 なにしろ クニ で さいねんしょう の 【リーダー】 だぞ! おまえ。


 すごく ちゅうもく されて いるんだから!



 いや?・・ いっそ おまえ の ばあい、 


 としうえ に リード して もらえば?! 


 それも わるく ないって!」




「・・・えんりょ、しとく・・・ いかなくて いいでしょ、べつ に。」



「だめだめ! 

 こんかい は ぜったい に こども を つくれ。 いいな!?

 それで こそ、いちにんまえ なんだ から!!!」




オウェングス は せなか を たたかれて

おもわず せきこみ みます・・・






        ★





「ところで・・ きみ は にくたい を 

 ひぶっしつ の じょうたい に したとき


 どのくらい  いどう する こと が できる?」




オウェングス は さんぼう に たずねました。



「・・・きょり で いうなら・・ この ほし の なか ならば

 どこ へ でも いけるけど  ・・? 

 それ、 【ふつう】の レベル だろ?」





「じゃあ、 あの ほし へは いける かな・・・?」



オウェングス は よぞら に ひときわ おおきく かがやく

あおじろい ほし を ゆびさし ました。



「・・・ だめだめ。 ほし への 【ジャンプ】 は タブー だ。

 そんな こと くらい、 よく わかってんだろ?

 じげん の はざま に とらわれたら かえって こられない。」



さんぼう は かた を すくめて いいます。






「・・・だよねっ、 そりゃあ そうだ・・・」



オウェングス は ふくろ の なか の にこみ を

のど に ながしこみ ながら。



て を のばせば つかめそう な

まんてん の ほしぞら を みあげました。







  ★ ★ ★








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