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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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けんきゅうじょの おくがいの しいくじょうでの くらしに

ようやく なれはじめた 「エルド」。

ほかの ドレイコたちと おなじに ものを たべなく なりました。


それでも からだは いっそう おおきく そだちます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「もういちど・・ 【ナンバー10】に 

 メスの ドレイコを ひきあわせて みたい・・」



ドクターカエルに おじいさんドクターは いいました。


「あの ドレイコは きみには なついているし・・

 きみの ことばも りかいを する。


 もういちど こうはいの チャンスを つくりたい・・


 【ナンバー10】は とくべつに うつくしい。。。

 いずれ ほかの ほしぼしへ おくりだされる ことに なる・・


 あの ドレイコの こどもは きっと よろこんで うけいれられる。」





カエルは おじいさんドクターの いいたいことは よくわかります。


「わたしも そう おもいます。

 【ナンバー10】は ただ・・ ひとみしりな ところが あります。

 こころを ゆるした あいて の ほかは うけつけません。。。


 それが わたしの いうこと で あっても・・・


 みあわせる ドレイコを うけいれるか・・ こればかりは わかりません。」





おじいさんドクターは カエルに きこえるかどうか・・

それほど ちいさな こえで つぶやきました。


「ならば・・・・まで・・だ・・」




ドクターカエルは ことばの だんぺん だけを きき・・たずねました。


「・・・ドクター? なにか・・???」



おじいさんドクターは くびを よこに ふりながら めを とじました。


「いいや。 

 やはり・・・ しぜんこうはい が りそう だ。

 もういちど やってみよう。 たのんだよ。 カエル・・・」




☆ ★ ☆



しいくじょう で よこたわり ほかの ドレイコが そらを まうのを

エルドは のんびり みあげていました。



(ねえ・・しっている?)



いったいの ドレイコが エルドの わきに あゆみ よりました。


みあげると あかい からだの こがらな メス でした。
 



(ニンゲンは わたしたちの こどもが ほしいらしいよ)



エルドは つばさを たたみなおしながら のびを しました。



(・・・こども? ・・・なに・・それ?)




あかい ドレイコは くびを のばして エルドの くびに はなを つけました。




(わたしたち と おなじ ドレイコの ちいさいもの・・

 あなたは オス。 わたしは メス。

 2しゅの ドレイコの あいだに うまれる ちいさい ドレイコ・・

 ・・・って 【わたしの ドクター】が いってた。


 うませたいんだって・・  どう おもう?)




あかい ドレイコの はなさきを さけるように

エルドは かるく つばさを のばしながら おしかえしました。



(きょうみ・・ ない。 ほかを あたってくれる?)



あかい ドレイコは ふゆかいそうに しっぽで エルドを かるく たたきました。


(・・・なに するんだ・・ いたいな・・)





エルドが もんくを いうと メスの ドレイコは ふまんそうに いいました。


(あんたも ・・ どうせ ニンゲンが すき なんでしょ?


 ま・・ わたし だって・・ 

 【ドクター】が すき  だから。。。

 あのひとが あまりに なんども おねがいを するから・・ 

 いずれ・・ かなえて あげたいって おもった だけ。


 べつに・・ きょうりょく してもらう あいては 

 【あんたで なくても】 いいんだし。)





つばさを おおきく ひろげると あかい ドレイコは まいあがりました。


エルドは なにか おちつかない きもちに なりました。



(なんで・・ そんな はなし・・ ぼくに したんだよ!)





あかい メスは くうちゅうを おおきく せんかい しました。



(・・ あんたが いちばん ドクターたちに

 きたい を されて いるって こと!!!

 そのうち 【あんたの ドクター】も それを はなしに くるよ)




・・・カエルが? ぼくに ドレイコの メスと こどもを つくれって?





エルドは いますぐ カエルに あいに きてほしい と おもうのでした。




~こども? ぼくこそが こども だよ・・


 そもそも どうやって こども なんて??  つくれば いいんだ・・




~ぼくに とって きょうみ が あるのは・・・

 それは カエル ・・ きみ なのに。。。



しいくじょうの なかの ほかの ドレイコたちを みても・・・

エルドの こころは うごかないの でした。。。






**つづく**



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