童話。
ちょっとだけ、スピリチュアル。
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トウフィの えんそうかいが おわり まもなくの こと。
カエルの いえに トウフィが やってきました。
「きいて もらいたい ことが あるんだ」
しずかな いなかに ぽつりと たっている いえの うらては
やまに かこまれた たにに なっています。
トウフィの おきにいりの ばしょ。
トウフィは カエルと うらやまの けしきを ながめなから
かのじょと つないだ てを にぎり なおして いいました。
「このあいだは きてくれて ありがとう。
きみの ためだけに ・・ じぶんの おんがくを かなでたんだ。
そのときに・・ こえを きいた きが したんだ・・・
【しゅくふくする】と・・いわれた。。」
カエルは トウフィを みあげて おどろきました。
「わたしも・・ あの えんそうかいの とき・・
こえの ような ものが あたまに ひびきわたったの。
そして・・トウフィと おなじ・・にね?
【しゅくふく します】って・・ いわれた。」
トウフィは あぜん と しました。
「・・・ ほんとうに? きみも???」
カエルは しんじられないと いわんばかりに
ほほを おさえて かおを さゆうに ふりました。
「・・でも、 ありえないでしょ?
げんちょう を きいたのよ・・ わたし・・
そんなの しんじない・・ ひかがくてき すぎる もの。
わたしは・・ これでも、かがくしゃ なのよ?」
かぜに なびく カエルの ぎんいろの かみに
みずを すくうように そっと ふれながら
トウフィは ふしぎな きぶんに なりました。
そして とおくの やまを ながめました。
たにまを わたる かぜが すこし つめたくて
すっきりと した きぶんに させて くれます。
「ねえ、カエル・・
すべて かがくで こたえを だす ひつよう なんて
あるのかな って・・ ぼくは おもうんだ。
ぼくは きみの しごとを ひてい して いっている わけじゃ なくて・・
ぼくらに わからない ものが いくらでも この せかいには
まだまだ あるんじゃ ないかって ・・・そういう いみで。。
だって・・
りかいを こえた けいけんを おなじ ときに いっしょに
ぼくらは したんだよ・・
それも ふしぎで・・ しんぴてきな・・ね。
これって すてきなこと だと おもわないか?」
トウフィの あたたかい てを にぎりながら
とおくに けんきゅうじょの ドレイコたちが
まいとぶ すがたを カエルは みつけました。
「かがくで せつめいが できなくても・・ しんじられるもの?」
トウフィの てが カエルの かたに まわって ひきよせます。
「きみは 【ぼくが どうして きみが すき】 なのか・・
かがくてきに しょうめい しなければ きが すまない?」
「そんなぁ・・! なにを いうの?」
トウフィは 「じょうだんだよ」 と ほほえんで。
カエルに やさしく くちづけました。
「みえなくても たしかな ものって あると おもわない?」
カエルは ちいさく うなづきました。
「・・・ あるのかも。 そう おもえる ときも たしかに あるわ。」
もういちど おたがいが ここに いることを
そして おたがいに あいして いる ことを たしかめたくて
ふたりは ながい くちづけを かわすのでした。
「カエル・・ いっしょに くらそう。
きっと この うちゅうが しゅくふくを してくれる はずだ。」
トウフィは まえから ずっと いいたかった ことばを カエルに つたえました。
こえが ふるえるのが わかり トウフィは はずかしく かんじました。
「けっこん しよう。 ・・カエル」
カエルの ひとみに きらめく ものが うかびました。
「その なみだは 【かなしくて】 なの かな・・?」
トウフィは やさしく ほほえみました。
「ちがうの・・ いじわる・・ わかっているのに きくのね?」
カエルの ながれる なみだを ゆびさきで そっと ふきながら
トウフィは まっかに なって くちを とがらせました。
「あたりまえ だろ・・
ぼくだって せいいっぱい ゆうきを ふりしぼったんだぞ?」
「ありがとう・・ トウフィ・・ うれしい・・・!!!
ほかの ほし から の 【いみん】の わたしを・・・
えらんで ほんとうに いいの?」
カエルは ほほを あかく じょうき させて
なみだで ぐしゃぐしゃに なりながら むりに ほほえもうと しました。
トウフィは そのひょうじょうが おかしくて おもわず ふきだして しまいました。
「・・また! そうやって いじわるね!!」
カエルが てれかくしに おこるようすが かわいくて たまりません。
「ごめん・・わるかった! おこるなってば!」
トウフィは しんこきゅう を して。
カエルの てを とりなおし しっかりと にぎりました。
「【いみんの きみ】だから、じゃない。
【きみ】だから ぼくは えらんだんだよ。」
☆ ★ ☆
けんきゅうじょ では たてもの ふたつぶんも ありそうな
きょだいな きんぞくの ゲージが しいくじょうの かたすみに つくられました。
「じゅんびは ととのった。 じっけんの だいにだんかいに すすもう」
おじいさんドクターは できあがった ばかりの ゲージの ぎんいろが
【ナンバー10】のドレイコ と よくにている と おもうのでした。
**つづく**
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カエルの いえに トウフィが やってきました。
「きいて もらいたい ことが あるんだ」
しずかな いなかに ぽつりと たっている いえの うらては
やまに かこまれた たにに なっています。
トウフィの おきにいりの ばしょ。
トウフィは カエルと うらやまの けしきを ながめなから
かのじょと つないだ てを にぎり なおして いいました。
「このあいだは きてくれて ありがとう。
きみの ためだけに ・・ じぶんの おんがくを かなでたんだ。
そのときに・・ こえを きいた きが したんだ・・・
【しゅくふくする】と・・いわれた。。」
カエルは トウフィを みあげて おどろきました。
「わたしも・・ あの えんそうかいの とき・・
こえの ような ものが あたまに ひびきわたったの。
そして・・トウフィと おなじ・・にね?
【しゅくふく します】って・・ いわれた。」
トウフィは あぜん と しました。
「・・・ ほんとうに? きみも???」
カエルは しんじられないと いわんばかりに
ほほを おさえて かおを さゆうに ふりました。
「・・でも、 ありえないでしょ?
げんちょう を きいたのよ・・ わたし・・
そんなの しんじない・・ ひかがくてき すぎる もの。
わたしは・・ これでも、かがくしゃ なのよ?」
かぜに なびく カエルの ぎんいろの かみに
みずを すくうように そっと ふれながら
トウフィは ふしぎな きぶんに なりました。
そして とおくの やまを ながめました。
たにまを わたる かぜが すこし つめたくて
すっきりと した きぶんに させて くれます。
「ねえ、カエル・・
すべて かがくで こたえを だす ひつよう なんて
あるのかな って・・ ぼくは おもうんだ。
ぼくは きみの しごとを ひてい して いっている わけじゃ なくて・・
ぼくらに わからない ものが いくらでも この せかいには
まだまだ あるんじゃ ないかって ・・・そういう いみで。。
だって・・
りかいを こえた けいけんを おなじ ときに いっしょに
ぼくらは したんだよ・・
それも ふしぎで・・ しんぴてきな・・ね。
これって すてきなこと だと おもわないか?」
トウフィの あたたかい てを にぎりながら
とおくに けんきゅうじょの ドレイコたちが
まいとぶ すがたを カエルは みつけました。
「かがくで せつめいが できなくても・・ しんじられるもの?」
トウフィの てが カエルの かたに まわって ひきよせます。
「きみは 【ぼくが どうして きみが すき】 なのか・・
かがくてきに しょうめい しなければ きが すまない?」
「そんなぁ・・! なにを いうの?」
トウフィは 「じょうだんだよ」 と ほほえんで。
カエルに やさしく くちづけました。
「みえなくても たしかな ものって あると おもわない?」
カエルは ちいさく うなづきました。
「・・・ あるのかも。 そう おもえる ときも たしかに あるわ。」
もういちど おたがいが ここに いることを
そして おたがいに あいして いる ことを たしかめたくて
ふたりは ながい くちづけを かわすのでした。
「カエル・・ いっしょに くらそう。
きっと この うちゅうが しゅくふくを してくれる はずだ。」
トウフィは まえから ずっと いいたかった ことばを カエルに つたえました。
こえが ふるえるのが わかり トウフィは はずかしく かんじました。
「けっこん しよう。 ・・カエル」
カエルの ひとみに きらめく ものが うかびました。
「その なみだは 【かなしくて】 なの かな・・?」
トウフィは やさしく ほほえみました。
「ちがうの・・ いじわる・・ わかっているのに きくのね?」
カエルの ながれる なみだを ゆびさきで そっと ふきながら
トウフィは まっかに なって くちを とがらせました。
「あたりまえ だろ・・
ぼくだって せいいっぱい ゆうきを ふりしぼったんだぞ?」
「ありがとう・・ トウフィ・・ うれしい・・・!!!
ほかの ほし から の 【いみん】の わたしを・・・
えらんで ほんとうに いいの?」
カエルは ほほを あかく じょうき させて
なみだで ぐしゃぐしゃに なりながら むりに ほほえもうと しました。
トウフィは そのひょうじょうが おかしくて おもわず ふきだして しまいました。
「・・また! そうやって いじわるね!!」
カエルが てれかくしに おこるようすが かわいくて たまりません。
「ごめん・・わるかった! おこるなってば!」
トウフィは しんこきゅう を して。
カエルの てを とりなおし しっかりと にぎりました。
「【いみんの きみ】だから、じゃない。
【きみ】だから ぼくは えらんだんだよ。」
☆ ★ ☆
けんきゅうじょ では たてもの ふたつぶんも ありそうな
きょだいな きんぞくの ゲージが しいくじょうの かたすみに つくられました。
「じゅんびは ととのった。 じっけんの だいにだんかいに すすもう」
おじいさんドクターは できあがった ばかりの ゲージの ぎんいろが
【ナンバー10】のドレイコ と よくにている と おもうのでした。
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