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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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にくたいを もって このほしに うまれるときの

じょうけんとして ・・・・・




「きおくを とりもどす かつどうを ともに している

 「わたしの ぶんしん」のリーダー と

 「チームの ひとりである わたし」が

 めぐりあえるように」・・・





そのことを すでに おもいだせなく なって しまって いても


ふたつの たましいは すいよせられるように


がくし「トウフィ」と ドクター「カエル」として


せってんを もちはじめました。








つきあかりの よぞらの したで


5ねんぶりに かおを あわせた ふたりは 


まほうに かかったかの ように ふしぎな かんかくで ひかれあい ました。



トウフィは あのよる いらい

できるだけ

カエルの しごとが おわる じかんに あわせて

けんきゅうじょの うらの くさはらへ おとずれました。




カエルも こころおきなく トウフィの そばで

かれの かなでる うちゅうへ おくる メロディを

きくことが できました。





すこしずつ おたがいの ことを はなし。

すこしづつ ふたりの きょりが ちぢまって。







トウフィは カエルに いいました。



「きみの つごうが よければ・・・

 ぼくの えんそうかいに しょうたい したいんだ。。。

 ぼくの しごとを しって ほしいんだ。」




カエルは がっこうを そつぎょうしてから ずっと

けんきゅうじょと いえとの おうふくを くりかえす まいにちで

これといった あそびも しらずに すごして きました。



そんな かのじょの せかいを 

トウフィは ひろげて くれます。





「えんそうかい・・・! 

 わたし・・ ばちがい じゃあ・・ ない?!

 それに・・ なにを きて いけば いいの?」




トウフィは しょうたいじょうを さしだしました。




「1まいだけ、・・わたすよ。

 きみを エスコートするのは ぼく、だからね。


 ・・・いまの ふくだって きみは とても すてきだよ。」





カエルは じぶんの きているもの を みて。


トウフィの とても おしゃれな すがたと くらべてみました・・・




「これ・・ じっけんよう の さぎょうぎ・・ なのに?」



トウフィの いうことが 

じょうだん とも ほんき とも わからずに

カエルは なんども さぎょうぎ の すそを つまみながら なやんでいます。




そのようすが たまらなく かわいくて。 

トウフィは カエルを だきよせました。


あかく そまった ほほに くちづけを しながら

カエルの ぬくもりに しあわせを かんじます。



「わかった。・・ こんど いっしょに ドレスを つくりに いこう」




トウフィの すきとおりそうな うつくしさ。

それに

じぶんを たからもの の ように たいせつに あつかってくれる 

そういう ところが 

カエルは とても すきだと おもうのでした。




「ありがとう。 トウフィに えらんで もらえるなら

 すてきな ドレスが きっと つくれる・・」




くさはらを わたる そよかぜの ように

どこまでも やさしい トウフィ。



その むねの こどうに カエルは やすらぎを おぼえました。



ほしの ふってきそうな そらの したで

くさはらは あいいろに しずみ 

かぜが ふくたびに うみのように なみだつ のでした。




☆ ☆ ★ ☆ ☆



じんこうてきに つくられた

はちゅうるいがた の せいめいたい たちは

「ドレイコ」と がくしゃの あいだで よばれるように なりました。




「ドレイコ」とは ドラゴンの ふるい よびなの ひとつ です。




「ドレイコ」たちは みな とても かしこくて

ちのうが たかいのが とくちょう でした。



がくしゃたちの ことばを りかいして

かんじょうも しめすほどに なりました。









「ドレイコ」の しぜんこうはい の じっけんは

はじまった ばかり ながらも すぐに しっぱいと わかりました。




おなじ しいくしつに いれられて 

かんさつを つづけている 2たいの ドレイコ・・・



オスの【ナンバー4】が メスの【ナンバー1】に たいして

まったく かんしんを しめさないのです・・・



ためしに メスの【ナンバー8】を おなじように

しいくしつに いれても けっかは おなじ・・・




「もしかして、【ナンバー4】が とくべつなのか?

 オスを【ナンバー2】に かえてみよう。」





【ナンバー2】は きんいろの おおきな からだの

まっかな ひとみを もった とても うつくしい オスです。


つばさを ひろげると しいくしつが せまく かんじるほどで

のんびりとした せいしつを しています。



ひとなつっこい メスの【ナンバー8】は 

「にんげん」には きょうみを しめすのですが

「ドレイコ」には まったくの むかんしん。


おなじ しいくしつの 【ナンバー2】を

かんぜんに むし しています。




「むかんしん なのは オスも メスも いっしょということか?


 じんこうしゅ の しぜんこうはい は むり なのだろうか・・」



ある がくしゃが いいました。


「ドレイコを おくがいで しいくを して みませんか?

 おくないの しいくしつから うつして ・・・

 へんかが あるかも しれません。」




「うらの あきちを せいびして

 ドレイコの しいくじょう に するわけかな?」




「じんこうしゅ であるからと いっても

 かんきょうが じんこうてきで ある ひつようは

 ないかも しれません・・・


 むしろ さきのことを かんがえると

 ドレイコが どれだけ かんきょうに てきおう できるように

 しんかする のか・・

 そこも しらべて いきたいと おもいます。」




くさはらは かんぜんに たちいり きんしの くいきとなり


だいきぼな しいくじょうが つくられました。









カエルの いでんしを うけついだ

【ナンバー10】の ドレイコ である 

「エルド」は ようやく すいそうから しいくしつへと うつされました。




ほかの ドレイコに くらべても

こがらで うろこも なく なめらかな ぎんいろの はだが とくちょうでした。

つばさは とても おおきく とおめに みると まるで

きんぞくで できているかの ような かがやきかた を しています。


オスの こたいで  おっとりと した せいしつです。



「わたしの かみのいろに  わたしの ひとみのいろ・・・

 エルドは ほんとうに わたしの いでんしを うけついでいる・・・」



カエルは 「エルド」が かわいくて しかたがありません。



「エルド」は カエルの ことばを たいてい りかいして

あまえる しぐさを みせるのでした。



カエルが しいくしつに くる じかんを おぼえて

そのときに ちいさな こえで なきます。



しいくしつの まどから はなさきを つきだして


なんとか カエルに なでてもらおうと するのです。




「ドクターカエルを じぶんの おや として

 【ナンバー10】は にんしき している ようですね・・・


 ここまで あまえる ドレイコも めずらしい・・」



しいくいんが カエルに そう はなします。




「そうなの。 このこは わたしの こども と おなじ なの。」


カエルは つるつるした エルドの はなさきを 

なでながら ほほえみます。




「そういえば ・・ ドクターカエル・・?!



 あなたの ボーイフレンドって・・


  あの ゆうめいな げんがっき そうしゃの 

 「トウフィ」だって・・ うわさを ききました。


  それ・・ ほんとう、に???」




やっぱり トウフィって ゆうめいなんだ・・と

カエルは ひとから きかされて おもうの でした。




「そんなに・・ゆうめい・・なの? トウフィは・・???

 でも・・ かれ、 いつも けんきゅうじょの そばで

 れんしゅうと いきぬきをしに きているし・・・」




じょせいの しいくいんは かたを すくめます。




「おめあては ドクターカエル!・・だったわけ ですね。

 すてきです、 かれ・・さいこうの アーティスト、だし。

 そんな ボーイフレンドが いて・・ うらやましいです」




「あああ・・・ありがとっ・・ 

 じゃあ、【ナンバー10】を おねがい しますね・・」



カエルは はずかしい ような うれしい ような

そんな きぶんで エルドの はなを なでました。






はじらい うきたつ カエルの ようすを みつめる 

おおきな みどりいろの ひとみが

どこか さみしげに くもる ようすに・・・

ふたりは まったく きが つかずに いたのでした。





**つづく**



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