忍者ブログ
童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
[48]  [47]  [46]  [45]  [44]  [42]  [41]  [40]  [39]  [38]  [36
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とくしゅな くんれんを つんだ、 せいえいの ほあんぶたい による 

けんめいの ついせきかつどう にも かかわらず・・・

ドレイコ「エルド」は かれらを かわして にげつづけて いました。





「あいつが いるのは たしか なのだが・・ 


 【ナンバー10】の しつりょうの たんちも できている。


 おいつめた と おもうと きゅうそくに しつりょうが きえてしまう・・」




ほあんぶたい の たいちょうの ほうこくに

けんきゅういんたちは かんじていました。




>ドレイコは きゅうげきに しんかを つづけて いる・・・


にくたいを じゆうに ぶっしつか も ひぶっしつか も できる うえに。

さらに しつりょう までも じゆうに へんかを させられる

のうりょくを もちはじめた・・



それは しいくじょう に いる ほかの ドレイコにも

あらわれ はじめた へんか でしたから。


とても せいかくが おんこうな ドレイコたち ですが

うつりぎ な ぶぶん も あって

きもちに そぐわない ことが あると

すがたを けすように なりました。



からだ そのもの の へんか を

しんりめんの せいちょうが あとおし する かの ごとく に・・・



じんこうせいめいたい の はっせい けんきゅうの せきにんしゃ である

「おじいさん ドクター」は・・ かんじていました。



~ ドレイコたち は いずれ じぶんたち の いし で

  けんきゅうじょを さって いくのだろう・・


  そのとき われわれは なにも することなど おそらく できない・・・




おじいさんドクターは おもいます。


「わたしは まちがった ことを したのだろうか・・」



すうかげつに およぶ きゅうかを しんせいしている

ドクターカエル の つくえ には。。。


【ナンバー10】こと、「エルド」の おさないころの すがたが 

しゃしんに おさめられて かざって あります。




しいくすいそうに うかぶ はくぎんに かがやく ちいさな ドレイコが

ひっしに ドクターカエルの そばに くびを のばして いる ようす・・

しあわせそうに えがお を うかべる ドクターカエル・・




「できることなら・・ このまま・・

 エルドが にげきって くれれば いい・・」



だれにも いうことの できなかった ほんねを

ひとり こぼすの でした。







トウフィは カエルが べっそうに やってきてくれて から


みちがえるように げんきに なって きました。



ひとりでは しょくじすら とらない ことも ありました。



「・・・ たべて うごいて ねむって・・・

 あたりまえの ことが ぼくには できなく なって いたんだな・・

 いきていながら 【しんでいる】のと なんら かわらなかった ・・」



テーブルで いい においと ゆげを たてる 

てづくりの りょうりに

こころから かんしゃを していました。




「そうね・・ わたしも そうだったもの・・

 しあわせである って・・ あたりまえ だと おもっていたの。

 でも、 ちがうのね・・・

 とても ぜつみょうな バランスの うえに なりたって いるんだって

 よく わかるように なった・・


 あなたが いてくれて めのまえで ほほえんでいる・・


 これも 【あたりまえ】 では けっして ないのよね・・」




ふたりは すこしずつ たちなおり はじめました。









トウフィは しばらくして 


いちど しょぞくする じむしょに いってくると べっそうを はなれました。



トウフィは えんそうかいを ひらく じゅんびを はじめました。




~ うしなった さいあいの こどもたち への レクイエムを ささげるために・・

  そして、 ドレイコ「エルド」を すくう ために・・・




クニでは ゆうめいな がくし の かれですが

かれの かていに おきた ひげきは 

いっさい こうひょう されませんでした。



クニによる じょうほうかんり によって そうさを されて いたのですから。



トウフィは その じけんと ひげきを

じぶんの ファンの ひとびとに しらせようとは

まったく かんがえて いません・・



それでも・・



ひみつり に エルドを しょぶん しようと することには

どうしても なっとくが できません・・




カエルは いってくれました。



「あなたには おんがく という ぶき が ある・・」




そうだな・・と トウフィは おもいました。





もしも ぼくの かなでる おんがくで じょうきょうを かえられる ならば・・


ぼくは おやとしても 「あのこたちに むねを はれる」 だろう。




そのための えんそうかい の きかくを 

めんみつに たてて じむしょに もちこんだの でした。








カエルは けんきゅうじょ に ふたたび しゅっきんを はじめました。


トウフィと やくそくした あることの じょうほうを あつめる ために。



つうじょうの けんきゅうの しごと とは べつに


しらべたい ことが あるからです。。。



それは ほかの けんきゅういん にも はなせない ことでした。




もしも ほんとうに それが うまく いけば・・・



この ドレイコたち すべてを すくえる はずだから・・









けんじゅうじょ おくないの しいくすいそう には


エルドの いでんしじょうほうを もとに 


たくさんの ドレイコが クローンとして たんじょうして いました。



みんな エルドと おなじ すがた です・・




「・・・ おまえたちも かならず たすけて あげるから・・

 えんそうかい までに すいそうから でるのよ・・ いい?」



どの すいそうからも みどりいろの つぶらな ひとみが


カエルを みつめて います。




「エルド・・ おまえも かならず、たすけるから」




カエルは てにした ポータブルレコーダーから

ちいさく トウフィの かなでる げんがっきの メロディを ながしはじめました。



「おぼえておいてね・・ この おとを・・

 きれいな おとでしょう・・ 」



すいそうの なかで おさない ドレイコたちは くるくると

およびながら レコーダーの おんがくに はんのうを しはじめました。




カエルは めをつむり その おとに いしきを しゅうちゅう しました。



~ トウフィ・・・ わたしも はじめたから・・・




 
ふたりの ひみつの けいかくが すこしずつ ととのえられて いくのでした・・
 






**つづく**



☆クリックでの応援 & いつも お読みいただきまして ありがとうございますっ☆

 楽しんでいただけましたら ↓こちらもぜひ「ONEクリック☆」をお願いします♪

◆オンライン小説ランキング参加作品◆

にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
PR
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
リンク
にほんブログ村 小説ブログ ハイファンタジーへ
にほんブログ村" target="_blank">管理画面
フリーエリア
クリックで救える命がある。
最新コメント
プロフィール
HN:
cael
性別:
非公開
バーコード
RSS
http://ping.blogmura.com/xmlrpc/30c7bprlrvco
ブログ内検索
リンク
にほんブログ村 小説ブログ ハイファンタジーへ
にほんブログ村" target="_blank">管理画面
フリーエリア
Links for Good-->
フリーエリア
フリーエリア

Copyright © どこまでも深く碧い宇宙 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]