童話。
ちょっとだけ、スピリチュアル。
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カエル を おって うみがわ の クニ まで
ひっしに いどうして きた エルド は ようやく
かのじょ の すがた を みつけました。
そこには まだ おさなかった ころ
すいそう の なか から みつめていた のと おなじ
カエル の すがた が ありました。
せなか あたり まで の ながさ の かみのけ を
くろい リボン で まとめて いて ・・・
とうじ の エルド は
カエル の リボン で まとめた かみのけ が
どういう ふうに なっているのか が ふしぎ で ・・・
いろんな かくど から なんども たしかめて みよう と して
すいそう の なか を くるくる およいで いました・・・
そんな ことを エルド は おもいだして いました。
いま の エルド は すっかり からだ も ちいさく なっていたので
カエル の かた に のれます。
(かた・・・ あそこ に のる!)
エルド は そう つよく おもうと からだ が
しゅんじに ひぶっしつか して くうかん を とびこえると。
やわらかい ぎんいろ の カーテン に くるまれた ような
かんかくに つつまれて いました。
(やっと やっと ・・ カエル に あえた・・)
エルド は しっかりと カエル の かたに しがみつき ました。
☆
トウフィ と カエル は
いっしょ に ひっこして きた ふたり の りょうしん も
ちかばに くらし はじめて いた ので
つき に いちど は みんな で あつまり しょくじ を して いました。
カエル は この じかん の ため に
つくる りょうり を かんがえ ながら
かいもの を するのが すきでした。
きょう は うみ で とれた しんせん な しょくざい が
いちば で おまけ して もらえた ので よろこび も ひとしお でした。
「おねえさん には いつも いろいろ かって もらっているしね。
きょう あたり くるんじゃないかって おもって まってたよ。
みごとな かい だろ! おまけに あげよう。 もっていきな。」
にまいがい の いっしゅ らしい おおきな かい を
りょうしさん が さしだして いいました。
「どういう りょうりが おすすめなの? その かい・・」
りょうしさん は 「そうだなぁ・・!」と いいながら
かい を てぎわよく さばいて から を とりました。
さくらいろ の つややかな み が きれいでした。
「ほら、これで りょうりも しやすいだろ。
たべやすい おおきさ に きって
すきな やさい と いっしょに ソテー に してみな。
そりゃあ うまいから。 メシが いつも の ばい くえる」
カエル が その かいがら も ほしい と いうと
りょうしさんは いっしょに かみに くるんで ふくろに いれました。
「かいがら を ほしがる なんて・・
おねえさん は うみ の ない ところ の うまれなんだねぇ 」
「ええ。
だから だんなさん が この マチ に いえ を たてて くれたの。
また いろいろ めずらしい もの を おしえてくださいね 」
カエル は ありがとう と おれい を いうと
てにしていた バッグに だいじそうに いれました。
☆
かいものがえり に うみべ を さんぽ するのが
カエル の ささやかな たのしみ に なっていました。
しおさい に みみを かたむけながら
なみ が すなはま を あらう ようす を
ながめるのは あきることが ありません。
こころ まで うみ の ように おだやかに なってきます。
そのとき。
みぎかた に なにかが とびついて きたのを かんじました。
あまりに それは かるくて 「なにかが くっついた」 くらいにしか
かんじとれません でしたが・・・
て に していた バッグ を すなはま の うえ に そっと おろし。
かた の あたり に て を のばし ました。
「なんだろ・・ なにか とんで きた・・?」
ちいさな やわらかい ものが くっついて います。
そっと それを つかんで めのまえ に もってきて かくにん すると。
「・・・ え? ・・・」
てのひら の なかに おさまる ほどの
ちいさな ぎんいろ の ドレイコ でした。
エメラルド グリーン の ひとみ が
カエル を じっと みつめて います。
ちいさな てあし を くう に ばたつかせ ながら
せなか の つばさ を ひろげ てこ の げんり で
ひっくりかえった からだ を ひっしに
おこそう と もがいて います。
「・・・どうしよ!・・・」
まさか こんな ばしょ で
だっそう した ドレイコ に あうとは。。
あまりに ドレイコが ちいさい ので
カエル には それが 【エルド】 だと おもえません。
すいそう に いた 、
エルド の クローン として たんじょうした 18とう の うち の
いっとう だろう と おもいました。
「チビちゃん・・・ こんな ところで・・!
ほかのこ は どうしたの・・ おまえ だけ なの?」
ようやく からだ を おこした エルド は
もう これいじょう うごけません。
カエル の てのなか で いしきが とおのくのを かんじながら。。。
「・・ チビちゃん・・? ぐあいが よくない のね? 」
カエル の こえが こだまする ように きこえていました。
(やっと カエル に あえた・・)
ひたすら ねむくて あたたかくて。
ねむり に おちて いきました。
☆
カエル は うわぎ の ポケット に
ちいさな ドレイコ を そっと いれると
あしばや に いえじ を いそぎました。
なんどか ポケット に て を いれて。
ちいさな ちいさな ドレイコ を なでながら。
いったい どうしよう・・・ と おもう きもち と いっしょに。
なんとも うれしい きもち が わきあがって くるのを おぼえました。
**つづく**
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ひっしに いどうして きた エルド は ようやく
かのじょ の すがた を みつけました。
そこには まだ おさなかった ころ
すいそう の なか から みつめていた のと おなじ
カエル の すがた が ありました。
せなか あたり まで の ながさ の かみのけ を
くろい リボン で まとめて いて ・・・
とうじ の エルド は
カエル の リボン で まとめた かみのけ が
どういう ふうに なっているのか が ふしぎ で ・・・
いろんな かくど から なんども たしかめて みよう と して
すいそう の なか を くるくる およいで いました・・・
そんな ことを エルド は おもいだして いました。
いま の エルド は すっかり からだ も ちいさく なっていたので
カエル の かた に のれます。
(かた・・・ あそこ に のる!)
エルド は そう つよく おもうと からだ が
しゅんじに ひぶっしつか して くうかん を とびこえると。
やわらかい ぎんいろ の カーテン に くるまれた ような
かんかくに つつまれて いました。
(やっと やっと ・・ カエル に あえた・・)
エルド は しっかりと カエル の かたに しがみつき ました。
☆
トウフィ と カエル は
いっしょ に ひっこして きた ふたり の りょうしん も
ちかばに くらし はじめて いた ので
つき に いちど は みんな で あつまり しょくじ を して いました。
カエル は この じかん の ため に
つくる りょうり を かんがえ ながら
かいもの を するのが すきでした。
きょう は うみ で とれた しんせん な しょくざい が
いちば で おまけ して もらえた ので よろこび も ひとしお でした。
「おねえさん には いつも いろいろ かって もらっているしね。
きょう あたり くるんじゃないかって おもって まってたよ。
みごとな かい だろ! おまけに あげよう。 もっていきな。」
にまいがい の いっしゅ らしい おおきな かい を
りょうしさん が さしだして いいました。
「どういう りょうりが おすすめなの? その かい・・」
りょうしさん は 「そうだなぁ・・!」と いいながら
かい を てぎわよく さばいて から を とりました。
さくらいろ の つややかな み が きれいでした。
「ほら、これで りょうりも しやすいだろ。
たべやすい おおきさ に きって
すきな やさい と いっしょに ソテー に してみな。
そりゃあ うまいから。 メシが いつも の ばい くえる」
カエル が その かいがら も ほしい と いうと
りょうしさんは いっしょに かみに くるんで ふくろに いれました。
「かいがら を ほしがる なんて・・
おねえさん は うみ の ない ところ の うまれなんだねぇ 」
「ええ。
だから だんなさん が この マチ に いえ を たてて くれたの。
また いろいろ めずらしい もの を おしえてくださいね 」
カエル は ありがとう と おれい を いうと
てにしていた バッグに だいじそうに いれました。
☆
かいものがえり に うみべ を さんぽ するのが
カエル の ささやかな たのしみ に なっていました。
しおさい に みみを かたむけながら
なみ が すなはま を あらう ようす を
ながめるのは あきることが ありません。
こころ まで うみ の ように おだやかに なってきます。
そのとき。
みぎかた に なにかが とびついて きたのを かんじました。
あまりに それは かるくて 「なにかが くっついた」 くらいにしか
かんじとれません でしたが・・・
て に していた バッグ を すなはま の うえ に そっと おろし。
かた の あたり に て を のばし ました。
「なんだろ・・ なにか とんで きた・・?」
ちいさな やわらかい ものが くっついて います。
そっと それを つかんで めのまえ に もってきて かくにん すると。
「・・・ え? ・・・」
てのひら の なかに おさまる ほどの
ちいさな ぎんいろ の ドレイコ でした。
エメラルド グリーン の ひとみ が
カエル を じっと みつめて います。
ちいさな てあし を くう に ばたつかせ ながら
せなか の つばさ を ひろげ てこ の げんり で
ひっくりかえった からだ を ひっしに
おこそう と もがいて います。
「・・・どうしよ!・・・」
まさか こんな ばしょ で
だっそう した ドレイコ に あうとは。。
あまりに ドレイコが ちいさい ので
カエル には それが 【エルド】 だと おもえません。
すいそう に いた 、
エルド の クローン として たんじょうした 18とう の うち の
いっとう だろう と おもいました。
「チビちゃん・・・ こんな ところで・・!
ほかのこ は どうしたの・・ おまえ だけ なの?」
ようやく からだ を おこした エルド は
もう これいじょう うごけません。
カエル の てのなか で いしきが とおのくのを かんじながら。。。
「・・ チビちゃん・・? ぐあいが よくない のね? 」
カエル の こえが こだまする ように きこえていました。
(やっと カエル に あえた・・)
ひたすら ねむくて あたたかくて。
ねむり に おちて いきました。
☆
カエル は うわぎ の ポケット に
ちいさな ドレイコ を そっと いれると
あしばや に いえじ を いそぎました。
なんどか ポケット に て を いれて。
ちいさな ちいさな ドレイコ を なでながら。
いったい どうしよう・・・ と おもう きもち と いっしょに。
なんとも うれしい きもち が わきあがって くるのを おぼえました。
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