童話。
ちょっとだけ、スピリチュアル。
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ながい ねむり の のち。
オウェングス は めざめる と。
じぶん の へや に いる こと に きが つき ました。
・・・どれくらい ねむって いたの だろう・・・
「・・ きぶん は どうだい。」
さんぼう の こえ に こたえようと
オウェングス が ベッド から おきあがる と。
「きょう まで なに を していたか、
しょうじき に はなして ほしい」
さんぼう は いつになく きびしい ひょうじょう を うかべて いました。
テーブル に つくと スープ を だされて
「まあ、たべながら で いい から・・ ゆっくり きかせて くれ。」
オウェングス は さんぼう の つくってくれた
たべなれた あじ の スープ に くち を つけました。
「おいしい・・・ あいかわらず りょうり じょうず だね・・」
★
「じぶん の した こと が
タブー と されている むぼう な こと だった のは
もちろん わかって いる。
へた を すれば 【かえって こられなかった】 のも
わかって いる よ・・
ぼく だって もう ガキ じゃあ、 ないし。」
オウェングス は こよみ を ゆびさして
【まつり】の ひ の じげん の あんてい の たかさ と
ふたつ の ほし の せっきんする じき を えらべば
【ジャンプ】 しても
となり の ほし に いくことが あんぜん に できる こと を
さんぼう に つたえ ました。
「・・・ この ほし の どこ に
ぼくら の あんじゅう の とち を かくほ するんだ?
ない んだよ。 どこにも・・・!
だから、ぼく は ためしたんだ。
そして あんぜんな ばしょで、 じゅうにん たち は
とても おんわ で ゆうこうてき で・・・
むしろ ぼくら を もとめて いるんだ。
ぐうぜん ながら、 あかい ほし に ジャンプ して しまい
そのまま くらして いる ぼくら の しゅぞく にも あえた。
むこうで かぞく を もって しあわせ に くらして いる。
あのほし は ぼくら の いじゅう の うけいれ を
まえむき に けんとう して くれる。
つぎ の 【まつり の ひ】に
きみ も いっしょ に いこう。
そして その め で たしかめて ほしい。
あんじゅう の とち は、すぐ となり に あるんだよ。」
オウェングス は おおきな あかい ひとみ を
かがやかせて さんぼう に あつく かたります。
「おまえ、じぶん が なに を いっている のか
わかって はなして いるのか?」
さんぼう は うで を くみ、
てんじょう を あおぎ ふかい ためいき を つきました。
「・・・かり に そうだと しても、だ。
いったい どれだけ の もの が
【この ほし を すてても かまわない】と
よろこん で さんせい する と おもう?
せんぞ だいだい このほし で いきて きたんだぞ。」
オウェングス は くび を ふりました。
「きみ まで そんな こと を?・・・ がっかり だな。
かんがえて みて くれ よ。
このまま あと なんぜんねん なんまんねん・・・
ぼくら は こんな いきかた を するんだ?
なんで、ぎもん に おもわない んだ?
あんしんして くらせる とち を
となり の ほし に もとめて、 なにが いけない?
この ふあんてい な ほし に、
しばられ つづけ なければ ならない?
みんな で いじゅう を しよう。
そのため に いっしょに じゅんび を しよう。
きみ の ちから を かして ほしいんだ。」
さんぼう は うん と いえない じぶん が
なさけなく おもいました。
・・・わかっている。
とち かいたく の しごと を まかされた
この ムラ で 、おれ が なんねん なやんで きた と
おもっている・・
「おれ には つま も こども も いる。
ひとりみ の おまえ と たちば が ちがう。
かぞく みんな を つれて いける ほしょう が どこ に ある?」
「ぼく は ・・・【みんな で いこう】って いって いるんだ。
そのため の じゅんび を しよう と はなして いるんだ。
あの ほし の とうちしゃ とも こうしょう しよう。
いどう しゅだん も 、くらす いえも そのご の せいかつ も
なにも かも ・・・きちん と じゅんび しよう。
できるよ。ぜったい に。」
「ふたり で なんて むりだ。
さんどうしゃ が いなければ・・・」
オウェングス は いかり を おさえつつ。
「だから、まず・・ きみ に みて ほしい。
つぎの 【まつり の ひ】に、しさつ に いく。
・・・【リーダー】として きみ に めいれい する。
きみ を しさつ の どうこうしゃ に にんめい する。」
「・・・なんだと!? ばか な こと を いうな。
・・・きゃっか する。 はなし に ならん。」
「【めいれい】する、と いって いるんだ。
きょひけん は きみ には ない。 したがって もらう。」
さんぼう は オウェングス の むなぐら を つかみ
「・・・ふざけるな。
おまえ を おとうと の ように おもえば こそ、
こうして はなし を きき、 しんみ に いけん して いる。
ちょうし に のるな!
・・・いきいそぐな、と いって いる んだ。」
「きみ こそ・・ ぼくが 【なにものか】を わかって いて
その たいど なのか?
て を あげる つもりかよ?
・・・めいれい には したがってもらう。きょひけん は ない。」
さんぼう は オウェングス を いす に たたきつけるように
りょうて を はなし、 かた で おおきく いきを しました。
「さいてい、だな。おまえ。・・・
【リーダー】と いわれて いるうちに
ひと として 【くさっちまった】んだな・・ 」
オウェングス は たちあがって
さんぼう の かた を たたき ました。
「たしかに ぼく は すこし【くさっちまった】かも・・・な。
でも、きみ には どうしても わかって ほしい。
ぼく の はなし が 【ゆめものがたり】 では ないと、・・ね」
「しかたが ねぇか・・・
【くされリーダー】の さんぼう を やってんのも
うん の つき、ってもん だな」
つぎ の 【まつり】 は さんかげつ のち・・・
★ ★ ★
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オウェングス は めざめる と。
じぶん の へや に いる こと に きが つき ました。
・・・どれくらい ねむって いたの だろう・・・
「・・ きぶん は どうだい。」
さんぼう の こえ に こたえようと
オウェングス が ベッド から おきあがる と。
「きょう まで なに を していたか、
しょうじき に はなして ほしい」
さんぼう は いつになく きびしい ひょうじょう を うかべて いました。
テーブル に つくと スープ を だされて
「まあ、たべながら で いい から・・ ゆっくり きかせて くれ。」
オウェングス は さんぼう の つくってくれた
たべなれた あじ の スープ に くち を つけました。
「おいしい・・・ あいかわらず りょうり じょうず だね・・」
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タブー と されている むぼう な こと だった のは
もちろん わかって いる。
へた を すれば 【かえって こられなかった】 のも
わかって いる よ・・
ぼく だって もう ガキ じゃあ、 ないし。」
オウェングス は こよみ を ゆびさして
【まつり】の ひ の じげん の あんてい の たかさ と
ふたつ の ほし の せっきんする じき を えらべば
【ジャンプ】 しても
となり の ほし に いくことが あんぜん に できる こと を
さんぼう に つたえ ました。
「・・・ この ほし の どこ に
ぼくら の あんじゅう の とち を かくほ するんだ?
ない んだよ。 どこにも・・・!
だから、ぼく は ためしたんだ。
そして あんぜんな ばしょで、 じゅうにん たち は
とても おんわ で ゆうこうてき で・・・
むしろ ぼくら を もとめて いるんだ。
ぐうぜん ながら、 あかい ほし に ジャンプ して しまい
そのまま くらして いる ぼくら の しゅぞく にも あえた。
むこうで かぞく を もって しあわせ に くらして いる。
あのほし は ぼくら の いじゅう の うけいれ を
まえむき に けんとう して くれる。
つぎ の 【まつり の ひ】に
きみ も いっしょ に いこう。
そして その め で たしかめて ほしい。
あんじゅう の とち は、すぐ となり に あるんだよ。」
オウェングス は おおきな あかい ひとみ を
かがやかせて さんぼう に あつく かたります。
「おまえ、じぶん が なに を いっている のか
わかって はなして いるのか?」
さんぼう は うで を くみ、
てんじょう を あおぎ ふかい ためいき を つきました。
「・・・かり に そうだと しても、だ。
いったい どれだけ の もの が
【この ほし を すてても かまわない】と
よろこん で さんせい する と おもう?
せんぞ だいだい このほし で いきて きたんだぞ。」
オウェングス は くび を ふりました。
「きみ まで そんな こと を?・・・ がっかり だな。
かんがえて みて くれ よ。
このまま あと なんぜんねん なんまんねん・・・
ぼくら は こんな いきかた を するんだ?
なんで、ぎもん に おもわない んだ?
あんしんして くらせる とち を
となり の ほし に もとめて、 なにが いけない?
この ふあんてい な ほし に、
しばられ つづけ なければ ならない?
みんな で いじゅう を しよう。
そのため に いっしょに じゅんび を しよう。
きみ の ちから を かして ほしいんだ。」
さんぼう は うん と いえない じぶん が
なさけなく おもいました。
・・・わかっている。
とち かいたく の しごと を まかされた
この ムラ で 、おれ が なんねん なやんで きた と
おもっている・・
「おれ には つま も こども も いる。
ひとりみ の おまえ と たちば が ちがう。
かぞく みんな を つれて いける ほしょう が どこ に ある?」
「ぼく は ・・・【みんな で いこう】って いって いるんだ。
そのため の じゅんび を しよう と はなして いるんだ。
あの ほし の とうちしゃ とも こうしょう しよう。
いどう しゅだん も 、くらす いえも そのご の せいかつ も
なにも かも ・・・きちん と じゅんび しよう。
できるよ。ぜったい に。」
「ふたり で なんて むりだ。
さんどうしゃ が いなければ・・・」
オウェングス は いかり を おさえつつ。
「だから、まず・・ きみ に みて ほしい。
つぎの 【まつり の ひ】に、しさつ に いく。
・・・【リーダー】として きみ に めいれい する。
きみ を しさつ の どうこうしゃ に にんめい する。」
「・・・なんだと!? ばか な こと を いうな。
・・・きゃっか する。 はなし に ならん。」
「【めいれい】する、と いって いるんだ。
きょひけん は きみ には ない。 したがって もらう。」
さんぼう は オウェングス の むなぐら を つかみ
「・・・ふざけるな。
おまえ を おとうと の ように おもえば こそ、
こうして はなし を きき、 しんみ に いけん して いる。
ちょうし に のるな!
・・・いきいそぐな、と いって いる んだ。」
「きみ こそ・・ ぼくが 【なにものか】を わかって いて
その たいど なのか?
て を あげる つもりかよ?
・・・めいれい には したがってもらう。きょひけん は ない。」
さんぼう は オウェングス を いす に たたきつけるように
りょうて を はなし、 かた で おおきく いきを しました。
「さいてい、だな。おまえ。・・・
【リーダー】と いわれて いるうちに
ひと として 【くさっちまった】んだな・・ 」
オウェングス は たちあがって
さんぼう の かた を たたき ました。
「たしかに ぼく は すこし【くさっちまった】かも・・・な。
でも、きみ には どうしても わかって ほしい。
ぼく の はなし が 【ゆめものがたり】 では ないと、・・ね」
「しかたが ねぇか・・・
【くされリーダー】の さんぼう を やってんのも
うん の つき、ってもん だな」
つぎ の 【まつり】 は さんかげつ のち・・・
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