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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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ある「わたし」が つくった 

ある ほしに うまれた いきものたちの それぞれの「クニ」は

さらに おおくの じかんが ながれるうちに 

くらしに つかう いろんな しなものを つくるように なりました。



それぞれの「クニ」の とちから てに はいる ものを 

いきものたちが くふうをして つくるのでした。



ひとつの「クニ」の なかでも 

そのなかの それぞれの 「ムラ」によって

つくる しなものは ことなりました。


てだけ では できないことを するための 

どうぐを つくる いきものも でてきました。



ほしの いちねんは あついひ も さむいひ も 

あめのひ も ひでりのとき も

ふぶきのとき も ありました。


どうぐを つかって いきものたちは 

からだを その きこうから 

まもる ふくを つくりました。



たべものの すくないきせつ に そなえて

たくさん とれたときに たべものを ながもちさせて 

ためておける くふうも しました。



ある「わたし」は とても まんぞく でした。

「わたしの じっけんは うまく いっている」 と おもって いました。




ところが。。。


そのほしの うえに べつの ほしが おちてきて 

おおくの「クニ」 が いっしゅんで ほろびました。

はげしい ひかりと ねつで とちごと もえて  とけて きえました。



ある「わたし」は なにが おきたのか よくわからずに 

まっかに なっている ほしを ながめていました。


「・・・ どうして・・?」


ある「わたし」は がっかりしました。


ながい じかんを かけて 

ようやく ゆたかな ぶんめいが うまれはじめたの ですから。



   ☆ ☆ ☆



「これも じっけん なんです。」

おちついた こえが ある「わたし」に きこえました。


「はじめまして。 

 「わたし」は 「はかい」をすることで 

  なにが おこるかの じっけんを しています。」




「「はかい」? ですか?」



「はい。 

 いま ちいさな ほしを 

すこし おおきな ほしに ぶつけて みました。


 あなたが つくった ほしの せかいを 「はかい」しました。


 のこされた ほしの いきものは どうやって このさき いきるのか・・・

 あなたも きょうみが ありませんか?」




やけて はんぶん とけた ほしを ながめつつ・・


ある「わたし」は べつの「わたし」の じっけんを うけいれました。




「たしかに・・・ おもしろそうですね。 このさき どうなるのか。。。」



べつの「わたし」はいいました。



「「さいしょの わたし」に、 

  わたしは 「はかい」を しますから みていて ほしい と 

おねがい を しています。


  あなたが くろうなさって つくった 

  この ほしを あえて えらびました。


  ちえの ある いきものが ゆたかに くらして いるから・・・ 」



    ☆ ☆ ☆



おなじ 「さいしょのわたし」 から うまれた 

はかいを している べつの「わたし」と 

ぶんめいを つくろうとする ある「わたし」は
 
まったく はんたいの ことを やっていたのです。




それでも もくてきは おなじ です。



「さいしょの わたし」に 

じぶんの ぼうけんと じっけんを つたえること・・・



**つづく**



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そのほしに めばえた すがたのある いしきと たましいを もった いのちは

とても ちいさな ちいさな いきもの です。


これは ある「わたし」の ぶんしん でも ありますし

さいしょの「わたし」の とおい とおい ぶんしん でも あります。


でも その いきものは そのことを おもいだせませんでした。

その ほしに うまれた さいしょの いきもの でした。


いきものは おなじ ところに ちいさな あつまりを つくって くらしました。

なかまたち と いっしょに たべて ねむり そこで ふえて いきました。


じぶんの こどもが うまれて なんねんかすると 

その いきものは しんでしまいました。


からだを はなれた たましいは 

「わたし」の もとに もどらずに 

もういちど おなじ ほしの いきものに やどることを えらびました。


なんびゃくねん なんぜんねん と ときがながれると

その いきものは すこしずつ 
ちえをもった かしこい いきものへと かわって いきました。


くらしかたも ただの あつまりから まとめやくのいる 「ムラ」が うまれて

「ムラ」が いくつか あつまって 「クニ」 という おおきな あつまりが うまれました。


「わたし」は きょうみしんしんで そのれきしを みつづけて いました。


あるとき。


ほしに いくつもできた 「あるクニ」と 「あるクニ」との あいだで

いさかいが おこりました。


いさかいの きっかけは たべものの こと でした。


「あるクニ」のいきものたちが くらすとちでは 

たべものが めっきり すくなくなり

おおくのいきもの が おなかを へらしていました。

うまれたての こどもが おおきくなれずに びょうきに なりました。


となりの「あるクニ」は たべものが たくさん ある ゆたかな とちに くらしており

まずしいとなりの「あるクニ」から たべものを もとめて

おおくの いきものが ひっこして きました。


いくら ゆたかな とちを もっている 「あるクニ」も

いきなり おおくの いきものが ひっこしして きたので

たべものが だんだん すくなくなって きました。


ふたつの「クニ」の まとめやくどうしが  はなしあいを しました。


でも おたがいの いいぶんを ゆずる ことが できず

「クニ」と「クニ」の あいだで けんかが おこりました。



ある「わたし」は いきをころして その けんかを みつづけました。

ある「わたし」には どちらの「クニ」の いいぶんも よく わかりました。



ケンカは ゆたかな とちの 「あるクニ」が かちました。

まずしい とちの 「あるクニ」からの ひっこしてきた 

いきものたちを おいだしました。


おいだされた まずしい「あるクニ」から ひっこしてきた いきものたちは

いきる とち と たべものを もとめて

さまようように なりました。



いきものたちは まなびました。

「たべもの」は ゆたかな とちに みのることを。

「たべもの」が あらそいの きっかけに なることを。



ある「わたし」は おもいました。

「いきものは  いきるという ほんのうによって しんぽを していくのですね。」



そして、どちらか いっぽうが 

ただしいとも まちがっているとも いえない・・・ 

ということを しりました。



**つづく**



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さいしょの「わたし」から、どれくらい はなれた 「わたし」なのか・・・

とうの ほんにんにも 

さいしょの「わたし」にも わからないけれど・・・



ある「わたし」から、 

さいしょの「わたし」へ こんな ほうこくが ありました。



「わたしは、これから ほしに ぶんめいを つくります」



さいしょの「わたし」は、おどろきました。


「それは・・ おもしろそう・・・ とても、たのしみ。

 ときどき おはなしを きかせてくださいね。 まっています。」


「わたし」は ほんとうに どきどき しました。



「どんなことでも すべてを ぜひ きかせてください。

 あなたが

 どんな いきものを つくって

 どんな たましいが そのいきものに やどり

 どんな せかいを ほしに きずきあげていき

 その ほしが しょうらい どうなっていくか・・・

 とても とても きょうみが あります。」



ある「わたし」は うれしくなりました。

さいしょの「わたし」に 

こんなにも うれしそうに こたえて もらえたのは

はじめてのこと でしたから。。。



「やってみます。 きっと たのしんで いただけるはずです」


ある「わたし」は このときから

ひとつの ほしに 

じぶんの ぶんしんを

たくさん おくりこみました。


じかんをかけて なんども なんども・・・  

そのほしの なかにも 

ほしの うえにも


たくさんの「わたし」の ぶんしんが 

さまざまな かたちで やどりました。



ながい ときのながれたのち・・

そのほしに すがたをもった 

いしきと たましいのある いのちが めざめました。



**つづく**



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はじめに うまれた わたしから

おおくの 「わたし」がうまれて ほしぞらに たびだちました。


その「わたし」のさいしょの ぶんしんは


それぞれのばしょで ぼうけんを はじめたのです。


ある「わたし」は ほしのなかにはいり ほしそのものになりました。

ある「わたし」は どこまでもひろがるうちゅうの たんけんを つづけました。

ある「わたし」は すがたかたちを つくりだしてみました。

ある「わたし」は いのちというものを すがたかたちあるものに いれてみました。

ある「わたし」は・・・

ある「わたし」は・・・


さいしょにうまれた「わたし」は

おおくの「わたし」からの れんらくに わくわく。


おおくの「わたし」に  さいしょの「わたし」は いいました。


「おおくの「わたし」。 もっともっと「わたし」をつくって。
 
 みんなのぼうけんは そのほうが おもしろくて 

 いろんなはっけんと けいけんが できるから。」


さいしょの「わたし」から かぞえて・・・

むげんを こえた おおくの 「わたし」が

うちゅうの ぼうけんかとして いまも ふえつづけて いるのです。






**つづく**



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せかいに いちばん はじめにうまれた 「わたし」


「このせかいは どうなっているのか」

「じぶんは なんなのか」


その こたえを おしえてくれるひとは

だれも いません。


せかいに たった ひとりきりの 「わたし」。


「わたし」は どうしたら このひろいせかいの いろんなことを

しることが できるのかと いろいろ かんがえました。


そして。


「じぶんと まるっきりおなじものが いくつも いれば いいんだ」

そう かんがえたのです。


「わたし」と まったく おなじ 「わたし」をつくること。


そもそも すがたかたちの ない 「わたし」にとって

じぶんと おなじものを つくるのは

むずかしいことでは ありませんでした。



「わたし」に そっくりな「わたし」を

たくさん たくさん たくさん たくさん たくさん・・・


まわりに かがやく ほしの かずに まけないほどに

「わたし」の ぶんしんが うまれました。


「さあ、「たくさんの、わたし」。
 
 おもうがままに ぼうけんを してきて。

 そして みんなが 「わたし」に 

 なにを みたのか 
 なにを したのか 
 なにを かんじたのか

 ぼうけんの おはなしを きかせてほしいの。

 いってらっしゃい。

 「わたし」は ここで 

 みんなからの れんらくを まっているから。」



 たくさんの「わたし」たちは

 それぞれに ほしのそらに たびだちました。







**つづく**



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それはかぞえきれないほどに とおいむかし。
はてしない あおぞらのかなたの 
そのもっと むこうでの できごとでした。


さいしょの きっかけは めが さめたこと。

きがついたら そこに うまれていました。


なまえを つけておきましょう。

「わたし」 が うまれました。


「わたし」といっても 
この おはなしをしている、わたしとは おなじではありません。

「わたし」は うまれたばしょも うまれたわけも
なにひとつ わかりませんでした。

「わたし」には すがたかたちも ありません。

でも「わたし」であることは ちゃんとわかっていました。


「わたし」は しばらく うまれたところにとどまり

まわりの ようすを みていました。


みえるのは ほしばかり。


「わたし」は もっと もっと しりたいとおもったのです。



ほしの かがやきの ほかに・・・

なにか ないのかな・・・



「わたし」の ながいながい ぼうけんが

このときから はじまりました。






**つづく**



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すこしづつ、これから 綴っていきます。

気長に、のんびり。






**つづく**



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