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童話。 ちょっとだけ、スピリチュアル。
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ものを うみだそうと ほしに ぶんめいを はぐくもうと している「わたし」と

ものを こわして そこから なにが うまれるのかを じっけんする「わたし」。


おたがいに であうのは はじめての ことでした。



「ぶんめいを うみだそうとした わたしの していることは いみが ありませんか?」




ある「わたし」は あかく もえさかる ほしを ながめて つぶやきました。




「わたしの じっけんを 「わるいこ」と おもいますか?」




「はかい」という じっけんを している ある「わたし」は たずねました。




「あのほしに うまれた いきものの いのちは
 あなたの じっけんのために うしなわれました。

かれらには こころも たましいも やどっていました。

わたしの たいせつな ぶんしんたち でした。


あのほしに のこった わずかな いのちも
このさき いきのこれるのか ・・・


かれらは ただ、 いきていたかった それだけです。

わたしは かれらを もっと ながく そだてたいと かんがえて いました。」




うなずく 「はかいのじっけん」をする ある「わたし」・・・





「やはり あなたから みれば わたしは「わるい」と いうこと ですね・・」




ある「わたし」は なやみました。



なにが わるいこと なのかが じぶんには わからない と おもいました。




「「はかい」は おそろしいことだと 
 ・・・この ほしの しょうとつ で・・・
 あなたの「じっけん」の おかげで しりました。


 あなたが 「はかい」を つづける わけは・・・


 そこから なにが うまれるのかを みとどける ため・・ 



 たしか、 そう いって いましたね。



 わたしは その かんがえかたに きょうみが あります。



 でも うしなわれた いのちは なんのつみも ないのです。


 かれらは ほろびたのは あなたの きまぐれな じっけんのため・・


 ほんとうのきもちを いうのであれば・・・ゆるせない と おもうのです 」




「わたし」の なかに うまれた にくしみと いう きもちに

じぶんでも どうして いいのかが わからずに いました。




いっぽうで ある「わたし」は、 

その にくしみのおもいを しっかりと うけとめながら

おちついた ようすで おだやかに いいました。




「うしなわれることで なげくことも おおくみてきました。

 しかし そこから たちあがる つよさが めばえるのも

 おおくみてきました。



 「はかい」されると いきものは つよくなります。

 ちえも ゆうきも それまでよりも もっともっと そだちます。


 わたしは あなたに いいましたよね。

 「あえて、 あなたの はぐくんだ ほしを えらび、はかい した」・・と。


 このほしの そこに  そだち うまれた ぶんめいには
 
 さいなんを のりこえる ちからが あると おもえたのです。



 わたしは すべてを こわしては いません。



 いまは ほのうに つつまれた このほしも

 すうひゃくねん  すうせんねんの のちに

 かれらが もっと ゆたかに うまれかわる みらいが 

 あなたにも ・・・みえるはず。 」




ほしを そだてた ある「わたし」は くやしい きもちを かくせません。




「でも かれらは ただ いきたかった。。。

 それを うばって 「じっけんだから」で すますの ですか・・・?」




ほしを こわした ある「わたし」は やさしく ほほえみました。




「あなたには わかっていた はずです。 きづいて いたでしょう?


 おそかれ はやかれ あの 「いきものたち」は・・・

 おたがいに ころしあいを はじめるだろう と いうことも。




 それを わかりつつも なりゆきに まかせて 

 そのまま かんさつを つづけた あなた。



 「ほしを しょうとつ させて はかい」 した わたし。



 どちらであっても いきものたちの いのちは うしなわれたのです。




 それでも あなたは わたしの したことを 「わるい」と せめますか・・?」





ほしを はぐくんだ 「わたし」は なにも いえません でした。



はかいをした 「わたし」の いうとおり だったから です。




ほしに うまれた いきものが 「クニ」を つくりはじめたのちに

ちいさな いさかいが きっかけで 「けんか」が はげしくなり

たしかに ころしあう ようすを みたのです。




はなしあいで かいけつを はかったことも あったので

「わたし」は そこに かれらの せいちょうを きたいして いたのでした。



ところが ころしあいは 「クニ」それぞれの どこにでも おこりはじめ



たべものの うばいあいや くらす とちの うばいあいや

おたがいの かんがえかたの ちがいだけで そうなることも ありました。




どうして そうなるのか 「わたし」には ふしぎで なりません でした。



かれらの ころしあいが なることを
 
「わたし」は いのりながら ただ なりゆきを みていたのです。



「・・・ かれらが 「じぶん」で 

 もんだいを かいけつする すべを

 みつけられずに いたのは きづいて いました。



 でも、わたしには なにも できませんでした。


 かれらの もんだいは 
 かれらの ちからで かいけつ すべき ことと しんじて いたのです。


 それは わたしの 「まちがい」 だったのでしょうか」





ほしを こわした 「わたし」は いいました。




「わたしには なにが ただしくて、 

 なにが まちがいなのか まったく わかりません。



 わたしは  わたしの きめた やりかたで

 この うちゅうに おおくの かのうせいを もとめる だけです。



 それは あなたも おなじでは ありませんか。」





ふたりの 「わたし」は あかく もえる ほしを ながめて かんがえて いました。


おたがいの していることを みとめつつ。




**つづく**



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